Welcome to our adolescence.

夏目友人帳　第11話「ニャンコ徒然帳」

夏目とケンカをして、藤原家を飛び出してしまったニャンコ先生。
中級妖怪達に陰口をたたかれ八つ当たりをしたり、女子高生姿で西村・北本に絡んだり･･･
そんなニャンコ先生の前に現れた妖怪「猿猴」は、ニャンコ先生が夏目と縁を切ったと聞きつけ、「友人帳」を夏目から奪うと言う。夏目はともかく、友人帳を奪われる訳にはいかない、と帰路を急ぐニャンコ先生が見たものとは･･･！


特に重大な事柄が起こったわけでもない。いわゆる日常に近いお話。
けれど（だからこそ？）、なんとなーくニヤニヤしながら見ている自分がいました。


「出てけ！」
夏目とニャンコ先生は些細なことでケンカし、ニャンコ先生は家を出て行ってしまう。
出てけ！と言った後に、夏目は「あっ…」とすぐ後悔してるんですよね。
この時点で夏目は既に負い目を感じていました。
ということは、今回の話は一方的にニャンコ先生が意地を張っていただけなんですよねｗ

ラストでは、人間の脆弱さというものを改めて認識し、「では夏目のことは自分が守ってやらねばな」なんて思い、夏目の元へと戻っていきます。
まぁ…いわば自己説得ですよねｗ建前。
一応は“猿猴”との戦闘も経て、そういう考えに辿り着いたのかもしれませんが、もっと早い段階から帰ろうとする気持ちはあったはず。ただ無駄に意地を張っていただけで。
それが、少女との出会いなどから、自分の心のなかでそういう理由ができたから、戻る決心がついた…といった具合でしょうか。
そう考えると…やっぱり可愛いですね、ニャンコ先生ｗ


「夏目ぇ～！」
このときのニャンコ先生の嬉しそうな声ときたらもう…ｗ


これまで様々な妖怪や人の絆を描いてきましたが、今回は夏目とニャンコ先生の絆を描いたお話。
ピンチになって気付く絆ではなく、些細な事柄から気付く絆。
メインである二人の絆というものを、こういう自然な形で描くのは、この作品らしいとでもいうのでしょうか…ほのぼのしていていいですねｗ

夏目にとっても、ニャンコ先生にとっても、“それ”が当たり前の日常となっている。
“それ”というのは、これまでのように妖怪と触れあいつつ、普通に暮らしていくこと。（かなり抽象的ではありますが）
そして、夏目の家族にとっても、ニャンコ先生の存在は当たり前となってきている。
“ニャン吉くん”や“ニャン五郎”なんていう呼び名はその証拠でしょうね。


それにしても、夏目の友人にたかったりするのは悪戯が過ぎますよ、ニャンコ先生ｗ



次回、第12話「五日印」

〔↓気に入ってもらえたら、一押ししてくれると感謝です〕

関連記事

• 「五日印」　夏目友人帳 第12話
• 「ニャンコ徒然帳」　夏目友人帳 第11話
• 「アサギの琴」　夏目友人帳 第10話

テーマ:夏目友人帳 - ジャンル:アニメ・コミック