TVアニメ 「true tears」 ドラマCD2008-09-04 Thu 23:31
発売日は6月25日だったんですが…やっと聴くことができました。
ちゃんと発売日には買えていたんですがねw 最終回での空いた時間を埋めるストーリー…ということだったんですが、 この本編を聴いて… これらのストーリーをあの綺麗な映像で見たかった! なんてことを心から思ったものですよw 三者三様なんですが、結局は三人とも新たな一歩を踏み出しているんですよね。 確実に皆成長している…。 そんなことが感じ取れたドラマCDでした。 比呂美・愛子・乃絵。それぞれに関して、三部構成になっています。 それぞれの章についてのお話は以下から。 01 : 比呂美の場合
というわけで、比呂美のその後。 その後に関して、比呂美とバスケ部に焦点を当てたお話でした。 付き合うことになったけれども、相変わらず比呂美がリードしてるなぁ…とw けれども、一方的に不安になっているのも比呂美自身。 そんな不安をかき消すために、積極的に動いているのかもしれません。 積極的に乃絵の話も出して自分は大丈夫だ、と言い聞かせている。 自分は大丈夫だ。そう眞一郎の前で見せないと、眞一郎は違う女性に靡いてしまう…。 そんな不安がどこかにあるかのように…。 けれども眞一郎は、比呂美が思っている以上に眞一郎のことを好きでいる。 彼女もそんなことに気付く日はくるのでしょうか? バスケ部内でも、友人の朋与の恋愛話が持ち上がる。 彼女がそれをどう乗り越えたかは明かされていませんが、その経験がバスケのプレーへと生かされた。 成長…ですよね。 まるで、恋愛において成長した比呂美の縮図を見ているかのように…。 そして、客観的にそれを見ることによって、比呂美はまた一つ成長したのでしょう。 バスケ部副キャプテンという肩書きも背負うことになったわけですし。 ラストは、石動乃絵を見かける比呂美のシーンでした。 まぁある意味、眞一郎を争った二人の対比ですよね。 比呂美には、乃絵のことを見ていた―という描写があったのですが、乃絵には比呂美を見ていた―という描写はない。 これが意味しているのは…? ちなみにこの時、必死に風を受けていた…という乃絵の行動は、乃絵の章での乃絵の行動と完全にリンクしているのかもしれません。 同じ日、同時刻の同じ場所での行動が比呂美の章では比呂美視点で、乃絵の章では乃絵視点で語られた。 本当にそうかは分かりませんが、なかなか面白いものです。 乃絵の話。友人の恋愛の話。バスケ部の副キャプテン。色々な事柄に触れ、彼女はまた一つ成長した。 客観的に物事を見る機会を通して、彼女は自身についてどう考えるのだろうか。 やはり、「石動乃絵は二人としていないが、自分は…」なんて考えるのだろうか。 それとも…… ううん。石動乃絵は、まさにそのスカイラインを見ていたのかもしれない―― 02 : 雪解けの時
愛子と三代吉のその後。 本編では少なかった愛子の心理描写が多くて、良かったです。 ただ、この章ではあまり語ることがない!w すでに愛子は本当の気持ちに気づいていて、ついにその気持ちに素直になる。 眞一郎を乗り越えて… もう、それだけでいいじゃないか!とw 今思っても、彼女が一番素直に動いていたよなぁ…なんて思います。はい。 「そうだよなぁ…俺達まだ友達なんだもんなぁ」 また友達から始める二人。 三代吉は、愛子のためを思って眞一郎の話を避けようとする。 愛子は、そんな三代吉に何とも言えない思いを抱く。触れない三代吉は優しいな、と思いつつも…。 例の如く、祭りでの話を避けようとした三代吉に対して、 「したくないのは祭りの話じゃなくて、眞一郎の話だよね!」 と愛子は言う。 三代吉は優しい…なんて思いつつ、やっぱりどこか溜まっていたモヤモヤがあったんですよね。 それが堰を切ってあふれ出したのが、この言葉でした。 「どんなに三代吉が大切だったか、失ってから気付いた」 眞一郎、眞一郎…と言いつつ、そう言えたのは三代吉という存在がいたからなんでしょうね。 (とらドラ!の大河と竜児の関係に類似している部分があるなぁ…と) だからこそ、失ってからじゃないと気付けなかった…。 最終的に、自分に素直になった愛子は、三代吉と再び付き合うことに。 それを、あの神社で見届けたのはもちろん眞一郎だった…。 そして雪が解ける頃、私達は本当のファーストキスをした―― 03 : いつか飛ぶ空
乃絵のその後…。 今回語られたのは、乃絵に友人が出来ていく様と、兄である純に自分の本当の気持ちを伝えようとする様。 つまり…彼女自身も飛ぼうとしている姿が描かれていました。 「あなた、私と仲良くなりたいから話かけてる…のよね…」 乃絵を友人に誘おうとしていた桜子がまたいいキャラしてましたw そして仲良くなりたいと誘われた乃絵は…キョドりました。 その時の乃絵がまた可愛くてw 「言われなくても私は…飛ぶわ!」 たたた…ぐんぐん…たたた… ここでの言葉が実に乃絵らしかったなぁ…とw ちなみに、このシーンの直前。飛ぼうとして風を受けているシーン。 これは比呂美の章でも言いました。 乃絵が風を受け飛ぼうとするシーンと、比呂美が乃絵を見つめるシーンは完全にリンクしている、と。 乃絵の章では、必死に風を受けて飛ぼうとする乃絵自身が描かれている。 比呂美の章ではその乃絵を見つめる比呂美が描かれている。 ある意味二人のその後をそのまま表している場面ですよね。 自分のことがある程度片付いて、他人へと視線を向けることができるようになった比呂美。 一方、自分が飛べてないとわかり、必死に飛ぼうと自分自身を見つめている乃絵。 比呂美の章で取り上げた、 「比呂美には乃絵を見つめる描写があったけれども、乃絵には比呂美を見つめる描写がなかった。これは何故か?」 という部分の答えは、そんな二人の現状を表していたのかもしれません。 「行かないで欲しい。東京なんて、行かないで!」 行かないで…と言うことが飛ぶことへとつながる…? いや、そう言って兄を送り出すことが、彼女自身飛ぶことへとつながるのでしょう。 精神的な意味でも、世話してくれる兄がいなくなり、独り立ちしなくてはならないという表面(事実)上の意味でも…。 「えと…その…ううん。乃絵って呼んでもいい!」 こんなことを言う乃絵。そして友達ができました。 やっぱり、ちょっとキョドってる乃絵が可愛いです。 そして改めて言いますが、友人になろうと誘ったこの桜子という女の子がまたいいキャラしていますw そんなこんなで友人もできた乃絵。 そこで、乃絵は鶏小屋で“地べた”に餌を与えている眞一郎を見かける。そして影から見つめる。 ここにきて、このドラマCDで初めて他人を見つめるシーンになりますね。 乃絵自身も自分の身辺が片付いて、他人を見る余裕ができるようになったことを表現しているのかもしれません。 兄を笑って送り出し、新しい友人もできた乃絵。 彼女が見つめているのは眞一郎か、それとも自分の未来か…。 私は、近いうちに…飛ぶ。その空は、眞一郎の空じゃない―― とりあえず、日本語が不自由でごめんなさいw 言いたいことがあるんだけれども、上手く文に書き出すことができない…。 改めて文章の難しさを感じました。 少しでもいい、この文章からtrue tearsという作品に関して、何かを感じとってくれればなぁ…なんて思います。 DVD最終巻は今月末に発売です。 是非、あの綺麗な映像をもう一度… TVアニメ「true tears」公式サイト 〔↓気に入ってもらえたら、一押ししてくれると感謝です〕 ![]() ![]() ![]()
テーマ:true tears - ジャンル:アニメ・コミック |
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