「豊崎愛生コンサート“love your live” @中野サンプラザホール(夜の部)」 レポ&感想2011-06-05 Sun 08:40
豊崎愛生コンサート“love your live” @中野サンプラザホール(夜の部)
に参加してきました! ![]() 一言で表すのであれば、とても“豊崎さんらしい”優しくほっこりとしたライブでしたー。
今回のコンサートのステージセットは森!みどりが溢れる森にベンチが置いてあったり、切り株が置いてあったり、ウサギがいたり・・・。当然、バックバンドも森の中。一目で、なんとも豊崎さんらしいステージセットだなぁ・・・なんて思ったのでした。 豊崎さんが登場し、ベンチに腰掛けたと思ったら・・・詩の朗読からスタート。そう、今回のコンサートでは、アルバム曲を歌う前に豊崎さんの各曲の詩の朗読から入るのです(この詩は、アルバムの初回限定版についていた詩集に書かれているもの)。 詩の朗読後、何とも言えない静寂の中で、バンドの音ではなく、豊崎さんの声、「ノックしてく♪」から歌がスタートする構成にはゾクッとさせられたものです。 「Hello Allo」「春風 SHUN PU」「Alright」を詩を交えつつ歌い上げたところで、最初のMCでは「今回は好きなものだらけにしよう・・・ということで“森”です!」とステージのセットについて説明してくれました。言わずもがな、豊崎さんの好きな色である“緑”が溢れているわけです。「のんびりしていってくださいな」「ゆっくりしていってください」と言っていた豊崎さんのコンサートのコンセプトがそのまま表れたようなセットだったような気がします。 そんなMCの後、「何かが空を飛んでくる」「march」「Magical Circle」「パティシエール」と4曲を歌い上げ、「曲を歌って拍手をもらえるってこういう仕事じゃないとできないなぁ・・・って改めて思ったのです」と豊崎さん。そんな言葉に、会場からは大きな大きな拍手が鳴り響くのでした(笑)。 「中野は思い出の場所で、Music Rainbow 01の時に初めてソロとしてステージに立たせていただいた場所なのです」とセットの切り株にちょこんと腰掛けながら語っており、何とも自由でゆるい感じの雰囲気が出ていていいコンサートだなぁ・・・と思った瞬間なのでした。その後、このステージには忌野清志郎やらB'zやらチェッカーズやら・・・様々な有名人が過去に立ったこと話していました。「肩を並べちゃった♪」なんてことを言っていましたが、ここからアーティスト豊崎愛生としての一歩を踏み始めたのかもしれませんよ? ちょっと余談ですが、B'zの話が出たとき、豊崎さんが「ウルトラソウッ!」と言ったら、即座に会場から「ヘイ!」と返ってきて笑ってしまいました(笑)。そんな豊崎さんは、学生時代に「恋心」のフリを踊ったんだとか・・・。 そんなMC後の「ぼくを探して」「カレイドスコープ」「片想いのテーマ」「Dill」「君にありがとう」の5曲は本当に素敵でした。 「ぼくを探して」はスフィアの全国ツアーで、豊崎さんが(初日以外)歌い続けた曲。ツアー中でも、公演ごとに進化していたわけですが、今回はそれとはまた違った印象なのでした。アルバムでは過去の曲は過去のままなわけですが、このコンサートでは過去の歌を今だからこそ歌える歌い方で歌う・・・ということがまさにできるわけなんですよね。豊崎さんもインタビュー等で言っていたように、アルバムでのシングル曲は「この頃はこんな風に歌っていたのかー」というのを感じることができるわけですが、このライブにおいてはイマの豊崎さんをそのまま感じることができるわけなんですよね。「Dill」もそうですが(「Dill」は、バンドメンバーの演奏がとにかくすごいです)。 「カレイドスコープ」「片想いのテーマ」とポップな曲は、豊崎さんがステージ上をスキップしたりと何とも楽しそうに歌うのが印象的でした。そして、ピアノ(キーボード)の伴奏のみで歌い上げた「君にありがとう」は本当に素晴らしかったです。会場からは止まらぬ大きな大きな拍手が鳴り響くのでした。 「最後の曲は明るく終わって・・・」と言って歌の準備をしようとした豊崎さんの衣装から、付いていた“何か”が落ちるというちょっとしたハプニングが。落ちたものが何なのかよくわからない、なんてことを言って会場を笑わせていましたが、どうやら刺繍のようなものだったようで。何かが落ちてもアハハーと笑ってゆったりと笑い話にできちゃうような雰囲気にこそ、このライブらしさが表れていたような気がしたのでした。 そして、最後の曲「love your life」を歌いあげ、ライブは終了。・・・とは言っても、この時点で開演してから1時間20分ほどしか経っていません(笑)。会場のアンコールに応えて再びツアーTシャツに着替えた豊崎さんが登場するわけですが、ここからはアンコールというより第二部という感じでしょうか。 「ソラソラ☆あおぞら」の後のMCでは、さりげなく『しまじろう』や『ジュエルペット』の宣伝をしたり。「朝早く起きよう!」と(笑)。けれども、「役があり作品があるから今このステージに立てているんです」なんて言葉もあり、アーティスト豊崎愛生のコンサートの中で、ふと声優豊崎愛生が垣間見えた瞬間なのでした。 「KARA-KURI DOLL」とこの曲についての話がちょっとあったところで、フリータイムへと突入。どうやら、このフリータイムの時間は、会場ごとに異なるようです。・・・とは言っても、豊崎さんがまったりと絵を描いたり話をしたりするのがメインの時間だったりするんですがね(笑)。すると、ヤボ用でちょっとだけ袖へと引いた豊崎さん。ちょっとしたら戻ってきたわけですが、結局何だったのでしょう・・・?バンドメンバーの紹介へが行われたところで、なぜか袖からホワイトボードが登場し、今回は自画像の描き方・・・なんてものを描きながら紹介していました。そして、「8/25 フォトブックでるよー」とフォトブック発売の告知もあったり。 会場に置かれていたギターで気づかれていた人も多いかと思いますが、そこからは豊崎さんのギター(通称:エレ子)で「Hey Jude」の弾き語り!家ではこんなふうに弾いてるんですよー、とこれまたどこか自由な感じで弾いていたのでした。まぁ、緊張していたとは思いますけどね(笑)。 ライブなので何か新しいことに挑戦しなきゃ・・ということで、今回はなんとハーモニカが登場。「きらきら星」を吹いてくれたのでした。途中で止まってしまったのはご愛嬌(笑)。 「歌うことでちょっとでも(楽曲を提供してくれた)アーティストさんのお礼をできれば」・・・と言って歌ったのは谷山浩子さんの「カントリーガール」。昼の部ではRie fuさんの「For You」を歌ったとか。今後の公演でどんな歌をカバーしてくれるのか、楽しみでなりません。 これまで、応援してくれる人にどうやってお礼というものをしたらいいのかわからなかったけれども、とにかく声を出していくことがありがとうに繋がると思ってこれからも仕事をしていきます、といった言葉を述べ、本日何度めかもわからない「ありがとう」という言葉でラストのMCを終え、最後には、「春風 SHUN PU」を観客も一緒になって大合唱し、大盛り上がりのまま終演へ。最後の最後まで、観客への感謝が詰まっていたのでした。 ・・・そんなわけで、このコンサートにおいては、イマの豊崎さんをそのまま感じることができたのでした。この通り、セットリストがアルバムと同じ曲順だったり、アルバムについてきた詩を読み上げたり・・・とアルバム発売に合わせた、アルバムと寄り添った作りになったコンサートなわけですが、その中にもアルバムじゃ表現しきれない「今のライブだからこそできること」というのがより強く出ていたのではないのでしょうか。 歌も、スフィアのようにダンスがあるわけでなく、豊崎さんが好きなようにのびのびとやっていたような気がします。サイリウムなんかなくても大丈夫で、のんびり、ゆったりと聴ける・・・そんな優しいほっこりとしたコンサートなのでした。 そんな雰囲気を醸しだしたコンサートには、声優としてではなく、アーティスト豊崎愛生としての魅力がとても詰まっているのでした。けれども、このステージに立てているのは「声優」という仕事があるおかげ・・・という根底の部分がしっかりとあり、「ありがとう」と様々な人への感謝を何度も何度も述べているのが印象的でした。これも、豊崎さんの人柄でしょうか?本当に、素敵なコンサートでした。 さて、次回は愛知での公演。自分も参加する予定ですが、次はどんなコンサートとなるのでしょうか。楽しみです。 〔↓気に入ってもらえたら、一押ししてくれると感謝です〕 ![]() ![]()
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この記事のコメントライブというより絵本の朗読会みたいな雰因気で癒されました。愛生さんらしいライブが出来たのではないかと思います。昼の部と夜の部でフリータイムでの内容が違ったのでどういう風だったか知ることができて良かったです。はるちゃんのライブにも参加したいので何とかチケット当選してほしいです!
コメントありがとうございます!
>ライブというより絵本の朗読会みたいな おおっ、「絵本の朗読会みたい」っていい表現ですね! >愛生さんらしいライブが出来たのではないかと思います。 そうですね。むしろ、愛生ちゃんだからこそできるライブだったような気がします。 >はるちゃんのライブにも参加したいので何とかチケット当選してほしいです! チケットは無事当選したでしょうか?こちらのライブも楽しみですー! |
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