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「夢喰いメリー・ナイトメア・ナイト イン ロフトプラスワン」 レポ&感想

夢喰いメリー・ナイトメア・ナイト イン ロフトプラスワン @新宿ロフトプラスワン


に参加してきました!



声優さんは一切登場せず、男のみが登壇するというなかなか濃いイベントですが、原作やアニメ制作の裏側を聞くことができる興味深いイベントとなりました。


<第一部>
第一部には、司会の田中潤一朗さん・原作者の牛木義隆さん・担当編集の小森規雄さんが登壇。ステージに出てくる前から酒盛りをしていたらしく、牛木先生は既に出来上がっている状態。この第一部では、マンガ『夢喰いメリー』の誕生秘話(?)が語られることとなります。
そんなわけで、以下箇条書き。

・牛木先生の小さい頃は、授業中にマンガを描いていた。流行りものが好きで、『るろうに剣心』に憧れて剣道部に入ったくらい。
・小森さんが牛木先生を初めて見たのは同人誌。絵が上手い人は星の数ほどいたけれども、マンガが描ける即戦力が欲しかった。例大祭が池袋サンシャインで最後に行われた時、牛木先生の元に小森さんから連絡が来た。
・『夢喰いメリー』のキャラ設定に関して、小森さんはほとんど何も文句を言っていない。それくらいに完璧だった。
・最初は夢路の髪がもっと短かったけど、バイトしてたゲーセンの後輩に似てるように思えてきてしまったので、髪がのびていった。
・ストーリーに関してはモヤモヤしたものしかなかったので、二人で詰めていった。小森さんが二ヶ月に一回新潟に行って、ゴチャゴチャとやってる。
・牛木先生の生活は、かたつむりみたいな生活。10時くらいに起きて、3時くらいに寝てる感じ?
・アニメの話は、原作1巻が出た半年後くらいにもらった。原作3巻の時点でアニメ化は決まっており、握手会のときに「アニメ化はまだですか?」とか言われたらどうしよう・・・と思っていた。
・山内監督について、ドラゴンボールや聖闘士星矢を手掛けた山内監督が自分の作品をやってくれるなんて!という感じ。
・アニメに関して牛木先生は、「好きなようにやって下さい」と。「アニメ13話で消化しきれない伏線は入れなくてもいいのでは?」という提案はした。
・メリーにしろエンギにしろ、牛木先生自身はエロイと思って描いていなかった。人に言われて気づいた。
・「霰茄子 十五夜(さんなすび いざよい)」という名前がどうしても微妙だと思った小森さん。アニメでもどうしようか話し合いになったけれども、山内監督が「かっこよくコンテ切りますから」と言ってくれた。牛木先生自身は、一周回ってかっこいいと思っている。
・エルクレスの会話をいかに厨二にするのかは大変。
・勇魚さんの誕生日は、牛木先生が中学時代に好きだった女の子の誕生日。しかし、偶然にも母親とも同じ誕生日で、勇魚の誕生日を見た母親の反応にどう対応すれば良いのか困った。


<第二部>

第一部のメンバーが継続。途中より音楽プロデューサーのポニーキャニオン高取さん、イオシスのはかせさん、マックレイ吉川さんが参加。題目は、一応「牛木義隆が語る アニメ『夢喰いメリー』」みたいな感じ。冒頭で、佐倉綾音さんからビデオレターが届きましたが、終始、牛木先生の話題で密かに笑ってしまいました。そんなわけで、以下箇条書き。

・牛木先生は新潟に住んでいるので当然アフレコには行けず。けれども、小森さんはセリフの齟齬などを確認するために毎回行っている。そのため、アフレコの日になると先生の機嫌が悪くなる。ある時、いい加減先生から原稿が上がらずにふて寝しちゃいそうだったので、小森さんが佐倉さんに頼んで、先生と電話をしてもらった。そしたら機嫌が良くなった。
・イオシスに担当してもらうことになった経緯は、某作品の主題歌コンペで刺さる曲があり、『夢喰いメリー』を高取さんが担当することとなった時に、この機会に!と思ってやってもらうことに。決して牛木先生の指名ではない。
・牛木先生は、オープニングはバンド系のものを作ってもらいたかった。それがしっかりと合致するオープニングだった。
・オープニング・エンディングは、イオシスの作曲陣5名それぞれに出してもらったものから選んだ。その時の注文が「原作を読んで、その感じでよろしく」という非常に大雑把なものだった。

「牛木先生のアニメお気に入りシーン集」へ。

・メリーと夢路の出会いのシーン。「入ってる」という周りからの言葉に「メリーさんをそういう目で見ないで下さい!」と牛木先生。
・メリーと夢路のベランダでのシーン。これまでメリーさんをカッコイイ系だと思って描いてきたけれども、この2話のベランダシーンを見て初めて可愛いと思った。それが、フォワード先月号のラブコメ展開へと繋がってる。今までバトルものだったのが急にラブコメになったのは、アニメの影響を受けたから。
・メリーがイチマのほっぺをつねるしーん。イチマちゃん可愛い。なぜ殴らせていないのかは、「女の子を殴ったらかわいそうでしょ?」とのこと。
・メリーがカラオケに興味を示すシーン(ここは小森さんが選んだもの)。マンガでは話を進めなくてはいけないのでほとんど描けないものが、アニメだとしっかり動いて描いてもらえる。
・由衣が買い物で「ほしいなー。でもすっごく高ーい!」と言うシーン。このセリフの言い方が大好き。

ここから再びフリートークへ。

・マジアカをよくやっていて、その中でもシャロンが大好きだったので、その中の人(浅野真澄さん)が奈桜役として出てくれているのが嬉しい。
・アニメオリジナルキャラの原案も牛木先生が全て担当。ミストルティンはかなりらしさが出てると自負。
・DVD/BD3巻特典のねんぷち。グッスマ信者の田中プロデューサーが、どうしたら好きなねんぷちを作れるかを考えて、「なら自分で作ればいいじゃないか!」と思って即グッスマに電話をかけて実現した。
・TSUTAYA特典の絵について。TSUTAYAの名札の形がわからず、小森さんが新宿TSUTAYAに確認しに行ったけれども、実は各店舗で形が違っていることが後に明らかになる。なので、今回の特典は新宿店バージョン。
・DVD/BD7巻の特典(このイベントで解禁)はイラスト集。ぽよよんろっく、せんむ、KEI、左や、同人で有名な方々が参加。現在では17名集まっている。名前を挙げているけれども、あくまで予定(笑)。


<第三部>

第二部の面々が登壇し、アンケートの質問コーナーへ。

・山内監督と初めて会ったときの印象は、とにかくオーラが出ていた。
・アニメスタート後、フォワード・コミック共に部数が伸びた。
・牛木先生は50秒でメリーを描ける。(実際にイベント中に挑戦)
・アニメの影響で、へそを意識して描くようになった。また、勇魚さんは2割増で可愛く描くようになった。
・事前の話し合いでメリーは学校に通わないように決めた。制服を着てしまうと、一緒になってしまうから。
・『夢喰いメリー』という作品を作るきっかけは、元々特撮が好きで、怪人を(女の子が)ぶっ倒す話を描きたかった。
・一番ツライのは時間がないとき。それ以外は描いていて楽しい。
・メリーはノーブラ。
・おやっさんは謎。
・この作品はハッピーエンドで終わる。ただし、読者にとってハッピーエンドかどうかはわからない。キャラにとっては幸せな形で終わる。
・「どうやったら2期があるのか皆さんわかってますよね?」
・部長のメールの話は実体験を元に作られた。

プレゼント抽選会があり、最後には「アニメに負けないような原作を作ります!」という牛木先生の言葉があって終了。


男だけのイベントとなりましたが、ここの箇条書きのレポだけでは伝えきれないような濃さがありました。とにかく、色々な話で盛り上がっていくんですよね(笑)。田中プロデューサーが小ネタを挟んでいって、牛木先生もそれに乗っていく・・・という形が非常に面白かったです。

今回のイベント、実は田中さんの初司会だったのです。まぁ、酒が入ればいつものノリでどんどん話をしてくれて、それが楽しいんですけどね。それに、田中さん自身が作画好きのようで、作画周りの話をしてくれるのは個人的に非常に嬉しいのです。あっ、ポロッと4月新番の『電波女と青春男』の告知もしていました(笑)。

今回は、何より牛木先生が一般の視聴者と同じ目線でアニメに感動しているのが非常に伝わってきました。熱く語る姿は、純粋にアニメが好きな人、そのものだったんですよね。アニメの感動を言葉にして共有する場となった・・・といった感じでしょうか。一方で、漫画家というプロの姿もしっかりと垣間見ることができましたよ。

第二部の冒頭で、今回のイベントに声優さんが来ないことが明かされましたが、そこで観客が特にそのことを気にしていなかったところを見ると、観客はみな純粋に『夢喰いメリー』が好きなんだなー、と感じさせられたり。とても良い雰囲気でした。牛木先生と同じ新潟から来ている人もいたようですし。

また、この『夢喰いメリー』のイベントをやってもらいたいものであります。


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テーマ:夢喰いメリー - ジャンル:アニメ・コミック

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