「関西ゼロ年代映画祭 『-×-』」 感想2010-06-24 Thu 01:10
昨日に引き続き、渋谷UPLINKで上映されている
『-×-(マイナス カケル マイナス)』を観に行ってきました。 実は『-×-』にも美菜ちゃんこと寿美菜子さんが出演しているのです。 こちらの方は高校1年の時に中学2年の役をやったという『GHOST OF YESTERDAY』とはまた逆の役どころだったんですよね。(『GHOST OF YESTERDAY』は中学2年のときに高校生の役をやっていた) 物語の概要についてはこちらをどうぞ。 そんなわけで、『-×-』を見た感想でもちょこっと。 昨日の『GHOST OF YESTERDAY』と言い、何と表現したらよいのか難しい作品だなぁ…と。 「美菜ちゃんの制服姿?似合う似合う!」 …とくだらないことしか言えないこの切なさときたらねw ただ、美菜ちゃんはやっぱり可愛らしかったです。 『GHOST OF YESTERDAY』に比べて演技も非常に上手くなっていました。 上手くなっていたというか、自然な演技ができるようになっていたと言いますか…。 どこか、現在の美菜ちゃんと通じる部分もあって、なぜか嬉しい気持ちになりましたね。。。 さて、この作品は2本のストーリーが存在しているのですが、 これらは本編中であまりリンクしているわけではないんですよね。 ただ、全くリンクしていないわけではなく…うーむ。。。 2つの物語に共通するのは「何かを失ってしまった者たちの1対1の関わり」という部分。 その別々のストーリーがすれ違い、全てが終わったときに、どこかプラスな気分になる…。 タイトルの『-×-』はそういった意味なのではないのでしょうか。 それぞれの喪失と、そこから見出す希望。 …とまで言ってしまうと大袈裟な気もしますが、 喪失の中でどんなものを見つけ出していくのか。 そして、その中で微妙にリンクしており、人と人とは何かしら繋がっているところがある。 …なんてところがテーマなのかもしれません。 ただ気になるのは、海外で起きそうな「イラク戦争」をバックボーンに持ってきて、 その情報をところどころで挿入しているのですよね。 これはなぜなのでしょう?戦争との対比? 戦争に比べたら今起きてることなんてちっぽけなことではありますが、 これから多くの喪失が生まれる中で、こんなちっぽけな希望を見出している人もいるのだよ…と? 戦争が起こりそうな情勢を挿入することによって、より不安を煽っていたのでしょうか? “他人の痛みなど、ただ通り過ぎるだけなのか。” こんな一文が非常に気になるところです。 ただ、一度見ただけではこの一文を理解することはできませんでした…。 『GHOST OF YESTERDAY』・『-×-』に共通するのは、 全体を通して気だるい空気感を纏っている点と、 物事が解決に向かった(繋がった)ときに歌を歌うことでしょうか。 これは、両作品とも音響で松野泉氏が手掛けているからですかね? 美菜ちゃんの役どころとしては、 『GHOST OF YESTERDAY』に関しては自分の気持ちよち母親のことを優先で考えている役で、高校生の割にどこか大人びているところがありましたが、『-×-』に関しては自分の気持ちを上手く整理できない年相応な役どころでしたね。 同い年くらいの女子と遊んだりしている悩みを打ち明けたり…そんなところ部分はファンならずとも見どころかと思います。 どこか昨日見た作品と今日見た作品に似た雰囲気を感じたので、 最後にそんな共通点なんかを挙げてはみましたが、特に意味はないですw 収拾がつかなくなってしまったのでこの辺で。 一度見ただけで語るにはなかなか難しい作品でした…。 あっ、今回は舞台挨拶はなかったので、昨日のような事柄は起きるわけもなく、 平和に映画を見ることができましたよー。 最後にそれだけお伝えしておきます。 〔↓気に入ってもらえたら、一押ししてくれると感謝です〕 ![]() ![]()
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