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刀語　第5話「賊刀・鎧」

薩摩の濁音港の元締めである鎧海賊団の船長・校倉必は、賊刀・鎧を使い、闘技場で連戦連勝を重ねていた。
その勝負に勝てば賊刀・鎧が手に入る決まりなのだが、
その圧倒的な戦いぶりを見た七花ととがめは、宿に戻り、対策を練ることにする。
だが、その宿へ突然、校倉必が現れる。果たして、彼の目的は…。

脚本：上江洲誠　絵コンテ：まつもとよしひさ　演出：元永慶太郎　作画監督：板垣敦・又賀大介


七花の変化。

今回は七花の変化が描かれていました。
境遇の変化、そして精神的な変化…。
これらの変化が鮮明に描かれ始めましたね。

錆白兵を倒したことにより、七花は事実上最強の剣士に。
そうなると、これまでのように無名でいられるハズもなく…。
それが今回の校倉必との対決へと直接繋がっていったわけですし。

そして、七花の精神的な、感情の変化。
それは…とがめへの感情。
とがめに惚れていると言いつつ、好きなのかどうかすら分からなかったけれども、
その「好き」という感情が無意識？に表れたのが今回のお話でした。


序盤でとがめのお色気シーンがいつもより多めに描かれていたんですよね。
それも、『とがめとの恋愛』というものを意識した作りになっているのではないのでしょうか。
色気が多い→とがめを魅力的に描いている→七花が惚れるのも無理ない容姿というのを（間接的に）視聴者にも意識させている…といった意図でしょうか？

そんなわけで、感情が変化し、旅の過程で七花がただの刀から人間へと変化している…そんな彼の成長が、やっと表面的に描かれるようになったわけですね。
「守るものがある者は強い！」
と校倉必との闘いで七花自身も自覚します。
さらに、虚刀流がなくとも七花が強いことを再確認？します。
この感情を含めた様々な変化によって、彼の言動もどう変化してくるのか…注目したいところです。

トークイベントで細谷さんが言っていましたが、
ここから七花がちょっとずつ成長していき、それに伴って様々な迷いが生まれてくる。
それによって、七花の演技の変化…なんてものにも注目してみると面白いかもしれません。

しかしながら、賊刀・鎧のデザインすげーなぁ…。
あれを動かすのってけっこう難しいようなｗ
相変わらずズバ抜けた作画がなくてちと残念だったんですが、
あの鎧を動かしただけでも今回は凄いのかもしれません。


そして、今回登場の新キャラ否定姫。
このとまっちゃんの演技が非常に色っぽくてツボでした！
彼女はとがめと敵対しているようですが、どうやらついに動き出すようです…。
やはり、とがめ達の妨害をしてくるのでしょうか？
どうやらさほど“動かない”らしい否定姫が、今後どのように描かれていくのかも楽しみですね。
1パターンな演出ではなく、どこか面白い見せ方をしてくれることを期待しています。

さらに、真庭鳳凰の登場。
これまで、散々噛ませ犬となってきた真庭忍軍が同盟を申し出。
これまでのまにわに！とはどこか漂うオーラが違う鳳凰ですが、彼が今後どう動いてくるのか…。
同盟を申し出てきた理由が、単純にまにわに！が劣勢だから…とは考えにくいんですよね。
そうなると、なにか考えることがあるんでしょうが…。

否定姫の動き。
やられ役だった真庭忍軍の動き。
いよいよ物語がちょっとずつ動いてきました…。
単純に敵を倒し続けるだけじゃワンテンポですからね。
様々な思惑が交差してこそ、話は面白くなっていくものです！
上江洲さんが、これからどんどん面白くなっていく、とおっしゃっていましたし、次回以降の展開が楽しみでなりません。
ひたすら次回以降の展開が楽しみになる5話でした！

本格的に面白くなってくる予感…！

あっ、「ちぇりおー！」について、ついにツッコミが…！
恥ずかしがるとがめが可愛かったですｗ

ゆかりんが歌うエンディングもとても良かったですよー。


次回、第6話「双刀・鎚」

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テーマ:刀語(カタナガタリ) - ジャンル:アニメ・コミック