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そらのおとしもの　第12話「逃るること叶わぬ螺旋回廊（クサリ）」

笑顔を見せないイカロスを、なんとか笑わせるべく、智樹たちは様々な手段を講じる。
しかし、いっこうに笑わないイカロス。
ニンフの提案で、三人でデートに出かける事になる。
風変わりなデートを楽しむ三人だが、ニンフと智樹が手をつなぐのを見たイカロスに異変が・・・

ニンフの切なさ溢れる回。
首輪についてる時限装置の残り時間が少ないことがわかってたニンフ。
だから、最後に良い思い出を作りたいと思った。
いや、潜在的に智樹ともっと近づきたかった？
そんな意識から「イカロスを笑顔にするため」という口実でデートに行くことにこじつけた。

原作の笑おうとする話とデートの話を上手くくっつけた回。
だけれど、繋げたことによってニンフに罪悪感が生まれた…
そんな意味で、原作とは大きく意味合いが変わった話なのではないでしょうか。

うーん。この引きだと完全にニンフがヒロインっぽいよなぁ…。
まぁニンフの方が感情豊かですから、心理描写にも多く割くことができて、
物語的にも扱い易いキャラだということはわかってるんですけどね…。
今期のアニメで言うと、「にゃんこい！」の加奈子と通じるものがあるかも。
感情の揺れ動きが多くて、物語的に扱い易い…という意味で。

動物園の部分はギャグとして見るべき…かな？
間違っても、いつの間に釈放されたんだ？とか突っ込んじゃいけません。ええ。
ただ、イカロスの一途な想いは凶器にもなるから、恐いなぁ…と思ったり。
暴走を始めたところでは恐怖を感じましたからね。
あまりにも一途な想いが凶器へと変わってしまう…というのもなんだか悲しい話です。
自分はマスターが嫌いな兵器だということを悩むのと同時に、
マスターを守ったり喜んでもらうために兵器にならざるを得ない場面もあるという矛盾…。
切ないっすなー…。

しかしながら、当初思ってたよりもかなり上手くシリアス方向に持ってきましたよね。
中盤あたりからところどころにシリアスな部分を混ぜてきたからですかね？
前半のノリからだとシリアスは想像し難いものでしたけど、
部分部分でシリアスを混ぜてきたのがこうやって活きてくるわけなんですね。
そう考えると、やっぱり上手く作られてるんだなー…と思ったり。


笑顔になることは一旦保留で次回はいよいよ最終回。
当初から予想していた通り、ニンフ救出作戦が最終回になりそう。
天界が何ぞや～とかは明かされずに終わるんでしょうね。
まぁこの反響からすれば、意外と2期の告知も早く聞けるのかも…。

とりあえずは、彼女たちの笑顔が見れるのか？
なんていう持ち越しになった部分に注目しておきたいと思います。

そういえば、オープニングは何故かSE付き。
SE付きというと、どうしてもゼロ魔が浮かんでしまうわけですが…(笑)
音楽と言えば、コーヒーカップのシーンでBGMまで早送りしてたのはなかなか面白かったなー。
そういう側面からの演出もアリなのか！と。


次回、第13話（最終話）「そらの女王（オトシモノ）」

あっ、予告の娘って…。

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テーマ:そらのおとしもの - ジャンル:アニメ・コミック