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君に届け　第8話「自主練」

　爽子が笑うと福が来るとの噂が流れ、爽子の周りに集まるようになるクラスメイトたち。爽子は、平野や遠藤ともいつの間にか自然と友達になれていたと気づき、嬉しさを隠せない。千鶴から、お互いをニックネームで呼び合おうと言われた爽子は、戸惑いながらも千鶴たちをニックネームで呼ぼうとするのだが、感動と緊張のあまりなかなか上手くいかなかった。

「おさげ」で始まる恋もある？
いや、まぁそういうわけじゃないんですけどねｗ
元々は爽子が気付いてないだけだったのかもしれませんし。

ただ、あの一言が爽子にとって響くものがあったのだと思います。
髪形ってのは意外と気にする部分。たぶん、女性ならなおさら。
“（一時的にでも）髪形を変えたことに触れてもらえたことが嬉しかった”
そんな女性らしい面から、風早を意識したのかもしれません。

いよいよ、風早に視線が釘付けになり始めた爽子。
後は本人が自覚するだけ…？


で、名前を下で呼んでみるという微笑ましいイベントも。
普通はどうしてるっけなー？と思ったり。
「～って呼んでよ！」というイベントが自分にはあったっけな？…と。
ただ、名前を呼ぶだけで一喜一憂、というのも実に爽子らしい話です。
この作品はこういう当たり前のようなことを丁寧に大袈裟に描いてくれるから、
自分も爽子を通して、当たり前なことの大切さに気付いたり…。


そして、ライバルの胡桃沢梅も動き出す！
いや、これまでも動いてたんだとは思うけれど、ようやく彼女にも焦点が当たり始めました。
それが…もう黒いのなんのってｗ
よくもまぁいけしゃあしゃあと…！なんて思ってしまいますが。
ただ、彼女の方が人間らしいですよね。
爽子が人間じゃない、と言ってるわけではなく、爽子みたいな純粋な子って実際はほとんどいなくて、けっこうリアルの世界って梅みたいな子が多い気がします。
表と裏がある…ってのは人として当然だと思いますからね。
お前は女性の何を知ってるんだよ！？って言われたら、まぁそこまでですが。

そんな感じで、彼女の言動にも注目していきたいと思います。
黒いよ！ふざけるなよ！って思うのは、人として似たような部分を持っている同族嫌悪に近いものなのかもしれませんね…。

で、次回のサブタイは「新しい友達」
なるほど…そういう方法で来ますかｗ


脚本：金春智子、絵コンテ・作画監督：矢萩利幸、演出：江崎慎平

全編を通してキラキラ仕様。
だからこそ梅の黒さが目立って見えるのかもしれません。
爽子が石を蹴るあたりが面白い動きをしてたなぁ…。
なんかすごい不思議なタイミング。


次回、第9話「新しい友達」

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