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プリンセスラバー！　第12話（最終話）「プリンセスラバー！」


「全てはあなた次第！」

シャルエンドかと思いきや、手堅くこれからエンドで締めましたか。
まぁ無難と言えば無難にまとめた感じですかね。
ストーリーの方は全く無難な展開ではありませんでしたが(笑)

正義感溢れる良い主人公だと思ってましたが、
さすがにその正義感が溢れるすぎるのもどうかと思いましたよ。
敵を前に説教垂れ初めて、挙句の果てに全てを許す！っていかがなもんなのでしょうか…。
これまでの敵をバッサバッサ薙ぎ倒してきただけに、最後の最後で説教ってのは肩透しを食らった気分というか、せめて追い詰めてからやって欲しいというか…。
…いまいちカタルシスがないんですよね。
中盤～ラストにかけてまで引っ張り続けてきた敵との対峙がこれで終わりかよ！という…。
まぁハルトマン自体敵役としては器が小さかったのも事実ですがね。

さらに言えば、哲平の両親について触れられるのが“ついで”すぎて泣けてきました。
もはやあの場面での告白なんぞどうでもいいと思ってしまうくらいに。
確かに両親の仇を話の軸に据えれば、シリアスでもなかなか中身のある話を展開することができた気がするんですけどね…。

ただ、あーだこーだ言いながら楽しめたのは事実です。
非常にエンターテインメント的な作品で、何も考えずに見ることのできる作品でしたよ。
勿論、最終回も。
BGMで原作のオープニング曲が流れてきたときには「おおっ！」となりましたね。
（個人的に大好きな曲なんで。すいません…）

ラストの1カットで踊り続けるダンスシーンはなかなか見ごたえがありましたね。
オープニングとも繋がっていて、なるほどこう来たか！という感じでした。
オープニングの4人それぞれと踊ってる姿は、
誰かを選ぶ！というわけではなく、ラストのこれからエンドを示唆していたのか…。

「待つ女は辛い」
という聖華さんの言葉がやたら印象に残ったのだけれど、なんでだろう…。
自分は聖華さんが一番好きだからかな…？


ちょこっとまとめ的な話をすると、やっぱり勿体ない作品だった気がします。
もっと面白くできる要素はいくらでもあったと思うんですよね。
やっぱり最後までコメディ色が強い方がもっと楽しめたような気がします。自分は。
シリアスにするなら、もうちょっと内容を濃くすることができたと思いますし。

ただ「GoHands」の可能性をもの凄く感じることのできる作品ではありました。
特に序盤～中盤にかけての気合入りまくりの作画は流石でしたし。
新たな制作会社のデビュー作としては、かなりの出来だったと思います。

で、パンツ全規制は吉と出るのか凶と出るのか…。
これまでのことを考えると、クオリティの高い作画で、しかもエロイ！というこの作品は売れる要素がけっこう存在してる気がするんですけどね。
この作品の売上によっては、今後のエロ推し作品の売り方に影響が出るかもしれません。
気になるところです。

最後にもう一度だけ言わせて下さい。
鈴木信吾氏キャラデザの原画＋アニメ版の設定＆シナリオで「プリンセスラバー！」のエロゲを出して欲しいです。


〔↓気に入ってもらえたら、一押ししてくれると感謝です〕





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テーマ:プリンセスラバー - ジャンル:アニメ・コミック