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趣味の変化もクソもなくて、アニメ関連のことだけを書いてるブログになっていましたとさ…

劇場版『空の境界』第五章 「矛盾螺旋」

劇場版『空の境界』第五章 「矛盾螺旋」


「アラヤ、何を求める」
     「―――真の叡智を」
「アラヤ、何処に求める」
     「―――ただ、己が内にのみ」

その男は悠久の時を経て、万物の霊長たる人間の営みに絶望し、その最期を見届けるために、万物の始まりにして終焉である「根源」を渇望して、死の蒐集を始めた。名を荒耶宗蓮という。
かつて、彼には遠い異国の学舎(まなびや)でひとりの好敵手がいた。名は蒼崎橙子。3つの原色のうち赤の称号を得た魔術師で封印指定を受けた最高位の人形師。ふたりは、いつかどこかでまみえる宿命だったのだ。

その場が、皮肉にも橙子の住む町に建つ、自身も関わった螺旋の地だったのは、常に根源に至ろうとするモノを妨害すべく現れる「抑止力」のなせる技なのかは誰も知る由がなく。
抑止力―――そのひとつは、霊長である人間が我が世を存続させるべく、身勝手に願う無意識の集合体。もうひとつは、人間の活動などお構いなしの、この地球が生き延びるための生存本能。果たして、そのどちらかがどう作用したかはわからぬまま、ふたつの不可解な事件が起き、無限に続くはずの日常から外れてしまった存在があった。その名は………。

両儀の家に生まれ落ちたからこそ得てしまった力と身体を持て余す、両儀式。
その肉に未知への扉を見いだす、荒耶宗蓮。
彼の企みに気付く、蒼崎橙子。
思わぬ事態に翻弄されながらも揺らがない想いを抱く、黒桐幹也。そして式と出逢い心惹かれる、臙条巴。
彼らの遭遇は、偶然か必然か。

「偶然というのは神秘の隠語だ。知り得ない法則を隠すために偶然性という言葉が駆り出される」
橙子の語る言葉の通り、今、誰も知らない、けれどすでに示された路に向かい、それぞれが突き進む。



■STAFF
原作:奈須きのこ「空の境界」
監督:平尾隆之
キャラクター原案:武内崇
キャラクターデザイン・作画監督:須藤友徳/高橋タクロヲ
脚本:平松正樹(ufotable)
音楽:梶浦由記
アニメーション制作:ufotable
配給:アニプレックス
製作:劇場版「空の境界」製作委員会(アニプレックス、講談社、ノーツ、ufotable)

■CAST
両儀式:坂本真綾
黒桐幹也:鈴村健一
蒼崎橙子:本田貴子
黒桐鮮花:藤村歩
秋巳大輔:東地宏樹
荒耶宗蓮:中田譲治
臙条巴:柿原徹也
コルネリウス・アルバ:遊佐浩二

http://www.karanokyoukai.com/




第五章・矛盾螺旋

およそ2時間に及ぶ本編は、劇場版に恥じないスケールとクオリティでした。

まず目を引くのは、独特な構成ですかね。
各章の時間軸がバラバラな「空の境界」という作品ですが、この章は「矛盾螺旋」という名の如く?作品内の時間軸がバラバラです。
「矛盾螺旋」の文字。そして映し出される対極図によって「式・巴」から「橙子・幹也」へと視点が入れ替わる。
クライマックスでは、対極図の陰と陽が混ざり合い、全ての謎が収束へと向かう。
素晴らしい構成でした。構成の妙ですね…。

そんな時間軸がバラバラの中、何かの対象でシーンとシーンを繋いでいたのが印象的でした。
別の時間軸で進むそれぞれのシーンにも、何らかの繋がりが存在しているわけなんですね。
これも、構成と演出の技が光っていました。

そして、やはり映像のクオリティが光っていました。
前半では式無双が、後半では式と宗蓮の闘いが。
怒涛のアクションシーンは、迫力満点で素晴らしかったです。
ラスボス的立ち位置になる荒耶宗蓮とのバトル…というわけで、否応なしに盛り上がりました。

矛盾螺旋という言葉に相応しい謎と、映像の勢い。
2時間という長さを感じさせない面白さでした。
原作既読者は見て損はないと思いますよ。


ただ…えぇ。原作を読んでない人は、1回見ただけで完全に理解するのはかなり難しいかと。
自分も、ラスト付近で一気に謎だった部分が回収されていきましたが、やはり完全に理解することはできなかったですからね。

そんなわけで、お話に関しては全くといっていいほど説明できるものではないので、こればっかりは見て下さい、としか言いようがないです。

橙子:「ロケットペンシルなんだ、要するに」
幹也:「ロケットペンシルって何ですか?」
橙子:「へぁっ!?」

のやりとりには笑ったw
ロケットペンシルを知らないとは…。ってあまりメジャーじゃないんですかね?
そして、ロケットペンシルの代わりに用いた説明が「ところてん」とは…。

しかしながら、ラストの

「俺、お前の部屋の鍵持ってない。不公平だろ、そういうの」

という式の台詞に全て持って行かれた感が否めないですね(笑)
あまりこういう言葉は使いたくないのですが、俗に言う“デレ”というやつですか?
巴との触れ合いを通して、幹也という存在に何を感じたのか。

次回はそんな幹也の妹である鮮花とのお話。
これまでは、鮮花という存在がどこか日常を感じさせてくれていたが…


次章、第六章「忘却録音」

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2009-02-02 Mon 00:42 giudecca
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