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趣味の変化もクソもなくて、アニメ関連のことだけを書いてるブログになっていましたとさ…

【告知】冬コミ(コミックマーケット79)に参加しますヨ!

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タイトル: 『アニプレッション Vol.1』
頒布場所: コミックマーケット79
日時: 2010年12月31日(3日目)
サークル名:アニプレッション
配置:東P-49a
頒布価格:500円(予定)


『アニプレッション vol.1』目次


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海月姫 第11話(最終話) 「ジェリーフィッシュ・オブ・ドリームス」

■海月姫 第11話(最終話) 「ジェリーフィッシュ・オブ・ドリームス」

脚本:花田十輝 絵コンテ・演出:寺東克己 作画監督:羽山賢二

月海はまだはじめの一歩を踏み出したばかりなんだぜ!エンド。けれども、この作品は1クールを通して彼女が一歩を踏み出すまでを描いていたような気がするんですよね。そして、そのきっかけとなったのが、蔵之介という存在だったわけです。彼の、周りを巻き込んでいくパワーというのはやっぱり凄まじいものがありました。

最終話は、月海がデザイナーとしての一歩を踏み出すこととなったお話。修と稲荷の関係もひとまずは一段落?・・・まぁ恋愛に関してはちょっと放っておいた感じはしますけどね(笑)。蔵之介に関しても、彼の想いはなんとなくわかるんですが、いざ恋愛に関してどんな行動を取ってるのか・・・というと、その点はわからなかったんですよね。彼の恋愛に関する描写がもっと見れるようになるのは、もうちょい先になりますかね?

そう考えていくと、恋愛面も描かれてはいきましたが、中心に描かれていたのは月海が踏み出す一歩だったのだと思います。天水館というニートの温床から、理由はどうであれ彼女がどう色々なものに巻き込まれながらも世間へと一歩を踏み出すことになるのか・・・と。そして、月海の「成長」ではないと思うんですよね、あくまで。一歩を踏み出すことになったのも「異常な海月好き」という面によるものでしょうし。あとは巻き込む蔵之介の力。本質的な部分は変わっていないと思うのですが、そんな彼女が一歩を踏み出すことになり、成長していくことになるのは・・・これまたもうちょい先になりますかね(笑)?

そんなわけで、何故だか不思議な魅力がある作品なのでした。やっぱりオタク的な描写が好きでしたね。好きなことになると饒舌になるあの感じが。けれども、声が花澤さんだからそこまで醜さがないのがさすがと言いますか(笑)。そんな彼女が色々なことに巻き込まれて色々なリアクションをするのがこれまた面白かったのです。あれ?・・・月海の話ばかりじゃないか。けど、それくらいに彼女の魅力って大きいものだと思うんですよね。

恋愛も、童貞だったり処女だったりの純情さが前面に出ていて、それをあまり嫌らしくなく笑う・・・という図式もなかなか面白かったです。普通に描けば、何となく見ていて不快な思いにさせられそうですが、それがなぜだか笑って見られる・・・というのも不思議なものでした。それは、あのドタバタ感から来るものなのかもしれませんね。どこか昭和っぽさもあるドタバタ感が。天水館での尼~ずのやりとりもとにかくあのドタバタ感が非常に好感を持てました。

「もうちょい先」と前述したように、やっぱり続きが見たいものであります。この先どう描かれていくのか・・・。ひとまず彼女たちの物語は一区切りですが、今後も気になるところ。期待して待っていようと思います。

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おとめ妖怪 ざくろ 第13話(最終話) 「おわり、燦々と」

■おとめ妖怪 ざくろ 第13話(最終話) 「おわり、燦々と」

脚本:岡田磨里 絵コンテ・演出:今千秋 作画監督:長谷川眞也、若山政志、小野田将人、中山由美、樋口聡美、谷口繁則、亀谷響子、松下郁子、森前和也 総作画監督:長谷川眞也

見事、大団円!素晴らしい最終回なのでした。

・・・まぁ、最終話でラスボスのわりには、ざくろが目覚めてからは、彼女の強さでほぼ圧倒してしまったわけなのですがね。それでも、彼女がやっと目覚めたわけで、カタルシスは半端なかったですね。ざくろ覚醒後の戦闘シーンは非常にキマっていて、見ていて気持ち良かったです。ストーリー的に予定調和だと言ってしまえばそれまでですが、目覚めた後の一連の流れからのカタルシスに完全にやられてしまいました。

そして、妖人省は解散へ。それぞれのコンビのやりとりが良かったですが、やっぱり景とざくろのやりとりは良かったですねぇ。あそこまで直球でニヤリとさせられる恋愛描写も最近あまり見かけないような気がします。そして、ああいう描写が嫌いな人もそういないかと。うーん・・・いいですねぇ。

そんなわけで、妖人省は解散となってしまいますが、人と半妖の距離は少しばかり縮まっているようなところを描いき、どこか良い方向へと向かいつつある?といったところでこの作品もついに終了!・・・かと思いきや、あっさり復活した妖人省(笑)。なんとなく肩透かしを食らった気分ではありますが、それでもそれぞれのやりとりがなんだか心地良くて、やっぱり彼女たちはこうあるべきなんだなぁ・・・なんて思わされてしまいました。よいラストでした!

今回、個人的にツボだったのは・・・妖人省の解散を告げられた後に利剱と薄蛍がやりとりしてるシーンで、薄蛍が振り返って布がフワッとするカットと、Cパートで恥ずかしそうに景から顔を背けるざくろのカットですかね。どっちも、フワッとするあの感じが好きでした(笑)。あと、Cパートは全般的に好きですねぇ。崩し気味で描かれたキャラたちが動きまわるのはなかなか良かったです。全体的にはアップのカットは気合で修正されてた感じでしょうか。

そんな話は置いといて、とにかく1クール通して非常に楽しむことができた作品なのでした。決して恋愛ばかりなお話なわけではないんですが、それでもやっぱり、こういう直球な恋愛モノはいいですね。たぶん、自分がこの作品に惹かれた一番の理由はそこなんだと思います。難しいことは抜きにしてね(笑)。「何が良かった?」と聞かれたら、そこを一番に答えます。

あとは、長谷川眞也さんのキャラデザですかね。すごくイイ!なんというか・・・色気というか艶があるんですよね。そのキャラによって、作品自体の雰囲気もどこか色気があるようなものになっていた印象で、変に子供っぽい雰囲気が出ず、ある程度締まってた気がするんですよね。

オープニングも大好きでしたし、世界観も好きでしたし・・・非常にお気に入りな作品なのでした!区切りの良い締めで、気持ちよく終わったわけですが・・・年明けにはざくろのイベントもありますし、密かに今後があるのを期待したいと思います。

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荒川アンダー ザ ブリッジ×ブリッジ 第13話(最終話) 「13 BRIDGE×2」

■荒川アンダー ザ ブリッジ×ブリッジ 第13話(最終話) 「13 BRIDGE×2」

脚本:赤尾でこ 絵コンテ:池添隆博 演出:川畑喬 作画監督:潮月一也、高野晃久、菱沼祐樹

白線のように流れるそれぞれの願い。皆の願いが書かれた白線が一箇所で詰まってしまったというのは、なんとなくその願いが叶う場所こそがこの荒川の地であるようなことを示しているような気がするんですよね。皆が集まってる荒川の地だからこそ、皆の願いは叶う。「そのうち溶ける紙だからよ」という村長の言葉は、まさにその皆の願いは荒川の地に居続けて叶う・・・なんてところでしょうか?そして、ニノの願いはリクが掬い上げた。彼女の願いはリクの頑張りで叶えていくのでしょう。きっと・・・。

なんて強引なことを言ってはみましたが、実際、あまり最終回色が濃くないお話だった気がします。最後に上手い流れで最終回っぽくしただけで(笑)。途中までは完全にいつもの荒川のノリでしたからね。

原作では金星を目指そうとする話もしっかりあったと思うんですが、なぜそれをやらなかったのか気になるところではあります。先が決まっているのなら分かりますが、「続きができたらいいなー」という程度でこの最終回にしたのだとするならば、やっぱりちょっと納得いかないです(笑)。ある程度、しっかりとした区切りは付けて欲しかったなぁ・・・と思う次第であります。

コンテは池添隆博さん。けっこう動かすことを前提で描かれたコンテだと思うんですが、頑張ってはいたものの、残念ながらそれについていけてない感じが何とも・・・。シスターとマリアの戦闘なんかは特に。

最終話エンディングの細居美恵子さんが描かれた絵が可愛かったですねぇ。そんな細居さんが作監を務めていたオープニングは今期屈指の素晴らしさだったと思っております。今期のオープニングは『それ町』か『荒川』か・・・そんな印象なのです。どちらも素晴らしい!

そんなこんなで微妙なことばかり書いてきましたが、それでも2期は面白かったですよ!既に馴染みのあるキャラたちでしたし、笑える要素も多めでしたし。そんな中でも、アマゾネスというキャラによって、リクとニノの恋愛についてもより深く描かれることになりました。全体的に見れば大満足の第2期なのでした。

・・・といった具合で、簡単ではありますが感想記事は締めさせていただきます。今回のような最終回とした理由は、この先、続きをアニメで描く機会があるから・・・という理由であると信じたいものです。

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それでも町は廻っている 第12話(最終話) 「それ町」

■それでも町は廻っている 第12話(最終話) 「それ町」

脚本:高山カツヒコ 絵コンテ:岡田明信、龍輪直征 演出:龍輪直征 作画監督:宮西多麻子、伊藤良明、河野紘一郎、荻原省智、岩崎安利

不覚にも泣いてしまった・・・。これはズルイよ。歩鳥が下界を見ている時、みんなが泣いてるんですよね。そんなの見せられたら、こっちまでもらい泣きしてしまうに決まってるじゃないですか!時系列的にはそれなりに早い段階で起きている話ではあるのですが、それでも、ここまで11話を通して歩鳥の様々な言動を描いてきたからこそ、歩鳥という存在がこのちっぽけな町にはいかに大きいものであったか・・・というのにも説得力があるんですよね。

例え、人が一人死のうと、町の機能には何ら関係はない。「それでも町は廻っている」のです。それでも、歩鳥の死は様々な人に悲しみを与えました。きっと、町の機能にも影響が出たかもしれません。けれど、そんな人物は本当に稀な気がするんですよね。いや、もしかしたら、歩鳥が死んでも町の機能には何ら影響は出ていないのかもしれません。人間というのはそれほどにちっぽけな存在なんですよね。

けれども、それでも悲しんでくれる人がいるのは幸せなことですよね。例え、町は何の影響もなく廻っていったとしても、一人でも悲しんでくれる人がいる人は幸せな気がします。そういう意味でも、歩鳥は恵まれた環境にいると思いますし、そうなっているのも彼女だからこそなのかもしれません。

歩鳥がいなくなったところでそれでも町は廻り続けていくわけですが、そんな中でも彼女たちは生きているのです。そう考えると、急にこれまでの話も切なく感じるから不思議ですよね。ただ、この作品の背景にはこういうこともあるんだよー、と最後の最後で提示してくれたわけなのです。そんなことを頭に入れながら再び見直してみると、また違った印象で見ることができるかもしれません。

そんな意味でも、最終話にこの話を持ってくるのは素晴らしい構成ですよね。今回の話だけで、これまでの話にも何となく深みが出てくるような気がします。この作品は話の幅が広くて、どんな話でもやれちゃうわけではありますが、その根底には、どんなことがあっても「それでも町は廻っている」という究極的な客観的な視点が存在するからなのかもしれませんね。最後の最後でただただ泣かせる話をやっただけじゃないんだぜ!というのを見せられた気がします(笑)。

いやはや、本当にバラエティ豊かで、色々と楽しめることができる作品でした。是非とも、BD・DVDを買ってもらって、完全版のオープニングを見てもらいたいものであります!ただでさえあのオープニングは凄いですが、完全版はさらに「おおっ!」となりますよ(笑)。

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「2010年アニメアウォーズ!」 に参加させて頂きました

「2010年アニメアウォーズ!」

今年も、おちゃつ様よりお誘い頂きましたので、僭越ながら参加させて頂きます。
お誘いありがとうございました。

~2010年アニメアウォーズ~
・最優秀作品 
・特別賞 (捨てがたいもの、大穴だったものなど)
・キャラ部門 (男性・女性それぞれ。性別不明の場合はお任せします。)
・OP部門 (映像込みの評価でお願いします) 
・ED部門 (同上)


要は、各自でこれを決めてくれ、と。そういうわけです。
くわしくは、「おちゃつのちょっとマイルドなblog」様に載っていますのでそちらへどうぞ。

というわけで、自分の選んだのは以下の通りです。


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探偵オペラ ミルキィホームズ 第12話(最終話) 「ミルキィホームズの帰還」

■探偵オペラ ミルキィホームズ 第12話(最終話) 「ミルキィホームズの帰還」

脚本:ふでやすかずゆき 絵コンテ:大久保政雄、湖山禎崇 演出:湖山禎崇、神保昌登、池端隆史 作画監督:兵渡勝、滝本祥子、井本由紀 総作画監督:沼田誠也

「色々あったけど、もうどうでもいいわ」というセリフが全てを物語ってた気がします。もう過程なんかどうでもいいんですよ!覚えてないけどミルキィホームズの大勝利なんです!そして、最終的にはミルキィホームズダメダメエンド。・・・なんてこの作品らしい最終回なのでしょう!

原画には沼田さんを始め、佐藤さん、大久保さん、鳥居さん、吉原さんなどなどが参加・・・。最終話ということで、最後の力を振り絞ったかのような戦闘シーンは必見なのです!Aパートはそんなバトルで魅せつつも良いところで引いたと思いきや、Bパートで一気にあの落差ですよ。やっぱりあの予想の斜め上をいく感じがたまらないですね。挙句の果てに「もうどうでもいいわ」「覚えてないけど」ときて、最後には結局ダメダメに元通り!アニメではいつも通りのミルキィホームズが帰ってきたのでした!アァ、なんて素晴らしいのでしょう・・・。やっぱりこの作品はこうでなければ!

そんなわけで、実に期待を裏切らない(けれども予想の斜め上を行く)最終話なのでした。もうね、この作品は理屈じゃないんですよ。「考えるな、感じろ!」という言葉がここまで良い意味で合う作品ってのもそうそう無い気がするんですよね。というか、感覚的に見た方が楽しめるような気がします。・・・そういった言葉で語彙力が無いのを誤魔化してるわけじゃないですよ(笑)?ただ、考えることは放棄しました。素直にそう思える作品なので。思えば、そう言い続けて1クールを感覚的に楽しんできた作品なのでした。

ありがとう!1クールという短い期間だったけれども、心から楽しいと思える作品でした!

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神のみぞ知るセカイ 第12話(最終話) 「神以上、人間未満」

■神のみぞ知るセカイ 第12話(最終話) 「神以上、人間未満」

脚本:倉田英之 絵コンテ:望月智充 演出:曽我準 作画監督:坂本千代子、安彦英二、諏訪真弘 総作画監督:川村敏江

再び訪れた束の間の日常・・・かと思ったけど、やりたい放題すぎて日常とか休息とかそういう話じゃなかったでござるの巻。倉田さんが嬉々として脚本を書いている姿が浮かんでくるようであります。たぶん、細かいところまでニヤッとできるようなネタが仕込まれてますよね。一目見ただけではわからないようなところまで。やってたギャルゲーのエンディング画面一つを取っても元ネタが存在してそうですし。言わずもがな、桂馬の言動に関しても元ネタは存在しています。わかる人はわかるし、わからない人はわからない。パロディとはそういうものです。とりあえず、作り手が楽しそうに作ってる姿だけは浮かんできました(笑)。そんな最終話。・・・まぁ、様々な解説は他の方にお任せしましょう。

そして、桂馬はゲームの世界へと逝かれたのでした。もはや神様かどうかなんてことはどうでも良いのです。なぜなら、ゲームの世界では皆が平等に接してくれるのだから・・・。そんな世界で神様になる必要なんてあるのでしょうか?・・・いや、ない!そんな意味での「神以上、人間未満」なのでした。

そんなわけで、桂馬サンにはセカンドシーズンになるまで、ゲームの世界で楽しく過ごしてもらうことにしましょう。

・・・ということで、酷い最終回だった(笑)!しかも、エンディングを下野さんに歌わせるという暴走っぷり。でも、嫌いじゃないです、面白いから。この最終回は、面白いと思ってくれる人がいればそれでいいんじゃないのでしょうか。最初から全員が面白いと思ってくれるような作りではないんですしね。まぁアニメなんてそういうもんですが、今回なんかは特にそんな印象を受けました。

「そうだなぁ・・・昔のゲームはもっとゆっくり楽しむものだった。何を焦ってるんだろうなぁ・・・僕は」と桂馬が思いに耽るシーンが好きでしたね。何も考えず、変な義務などにも囚われず、ただただ純粋に楽しんでいた頃が懐かしい、と。アニメやゲームというのは、そういった童心に戻ることができるような産物な気がするんですが、それすら何かの義務に駆られてしまうというのは、何となく寂しいものではあります。もちろん、そういう楽しみ方を否定するわけではないんですけどね。ゲームやアニメというフィクションの世界に浸れるものだからこそ、どこか純粋な気持ちというのは忘れずに持ち合わせていたいものであります。

ではでは、そんな純粋な気持ちで、セカンドシーズンを楽しみに待つとしようではありませんか。

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もっとTo LOVEる -とらぶる- 第12話(最終話) 「大スキ 1・2・3」

■もっとTo LOVEる -とらぶる- 第12話(最終話) 「大スキ 1・2・3」

脚本:山田靖智 絵コンテ:森かい 演出:黒田幸生 作画監督:田畑昭(Aパート)、竹森由加(Bパート)、沓澤洋子・鶴窪久子(Cパート) 総作画監督:岡勇一、高見明男

前回のややシリアスめな引っ張りは、案の定、ララの超天然思考によってポジティブな方へと流れてしまいました(笑)。ただ、ララと春菜には不思議な絆が生まれることとなるのでした。そんなわけで、水着回でヒロインが大勢出演!そして最終的にはハーレムエンド?・・・実にこの作品らしい最終話なのでした!ここでまとめるとすると、こういう形が一番良いんじゃないんですかね。作品の空気を全く壊してないですし、むしろ急ながらもよくここまでこの作品らしくまとめたなぁ・・・と脱帽せざるを得ません。・・・って原作通りなんですよね?

心のどこかでは、このハーレムな関係に終止符を打って、何かしらの結論を出して欲しいと思っていますが、やっぱりこの現状こそが「ToLOVEる」という作品であって、それは壊れてほしくないとも思うんですよね。なので、リトは「ララは好きだけど春菜ちゃんはもっと好き」という結論を出したわけではありますが、それが流されてしまって、結局はハーレムで終わる・・・というのは、現状から見れば本当に良い形での締めだったと思います。

びっくりするくらいに、毎週安定した面白さを提供してくれる作品でした。とりあえずは一区切りですが、原作は別の形で再び連載が始まっているので、そちらのアニメも密かに期待していたいと思います。

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侵略!イカ娘 第12話(最終話) 「戦わなイカ?/ピンチじゃなイカ?/もっとピンチじゃなイカ?」

■侵略!イカ娘 第12話(最終話) 「戦わなイカ?/ピンチじゃなイカ?/もっとピンチじゃなイカ?」

脚本:横手美智子 絵コンテ・演出:水島努 作画監督:本多美乃(Aパート)、松本麻友子(Bパート)、石川雅一(Cパート)

最終話はどんな話になるんだろう?この作品らしく、いつも通りなノリで最終回もやるんだろうなぁ・・・なんて思っていたら、まさか最終話らしいイイ話でくるとは(笑)!この作品で、こんなイイ話を描くとは予想だにしていなかったです・・・。まぁ、イカちゃんが可愛ければあとはどうでもいいでゲソ。

Aパートはビーチバレー回。トーナメント表にこんなネタが仕込まれていたがなんて気付かなかったでゲソゲソ~・・・。

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東出太さんがかなりと健闘してる・・・ってそんなことはどうでもいイカ(笑)。

B・Cパートで最終話らしいお話に。結局、イカ娘の触手が動かなくなったのは退化ということでいいのでしょうか?そして、しばらくいなくなっていた時期にイカちゃんは何をしていたのでしょうか?そんなことはどうでもいいのです。触手を切ってショートカットになったイカちゃんも可愛かったのだから。何を隠そう私はショートカット大好き人間なのである。可愛ければあとはどうでも良いのですよ・・・。

・・・なんてことも言ってられないのです。なぜならイカちゃんが悲しんでいるのだから!やっぱりイカちゃんの笑顔が見たい!あのちょっとウザい感じがイカちゃんなのであって、「わ」とか語尾につけちゃってるイカちゃんは僕らのイカちゃんじゃない!

そして、イカちゃんと栄子の友情の力によって、イカちゃんの触手は復活するのです!人とイカの壁を超えた友情は奇跡を起こすのである!アァ・・・よくわからないけどなんて素晴らしいんでしょう!栄子に微笑みかけるイカちゃんが最高に可愛いッ!

そんなわけで、いつも通りのイカちゃんに戻って、素晴らしい最終回となったのでした。もうね、特段語ることもないわけですよ。だってイカちゃんが可愛いんだもの。それだけで十分じゃなイカ。

ロクなことを書いてないですが、この作品はやっぱり「イカちゃん可愛い」という点が重要なわけですよ。どんな話であっても、それさえ描かれていれば成り立つわけなのです。勿論、最終回もイカちゃんがしっかりと魅力的に可愛らしく描かれていました。ある意味、どんな話でもイカちゃんを可愛く描ききることへのストイックさ、というものがこの作品からは感じられ、そんな点に驚嘆してしまいます。イカちゃんが可愛いのは当たり前なんだけれども、その当たり前を最後までしっかりとやりきった作り手側には大きな拍手を送りたいものであります。その結果、視聴者のハートを掴み、この作品は見事に視聴者への侵略を成功させたのでした。

続きが見たいでゲソ・・・。

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百花繚乱 サムライガールズ 第12話(最終話) 「さよならの忠」

■百花繚乱 サムライガールズ 第12話(最終話) 「さよならの忠」

脚本:金月龍之介 絵コンテ:寺岡巌 演出:藤本義孝 作画監督:宮澤努、りんしん、Chang Bum-Chul、Cha Sung-ll、Choi Hee-Eun、Han Seung-Jin、Jo Young-Rae

何とも衝撃的な結末だったわけではありますが、やや冷静になって考えてみると、一貫して「絆」や「想いの強さ」というものを描いていたわけなんですよね。最後も物凄い展開で、どういう理屈でパワーとか送ったりしてるの?なんて疑問に思ったりももするわけですが、理屈ではないんですよね。何の力かというと「想いの力」なわけなんですよ。むしろ、ゴチャゴチャしたような理屈がないおかげで、その「想いの力」というものがより際立って見えてくるわけです。色々と理屈で語りたくなる部分もありますが、相手を想うことってそんな簡単に理屈で語れますか?・・・と思うわけです。そういった意味で、最後まで「想うこと」というものを一貫して描ききってくれたのではないなぁ・・・と感じました。サムライを題材にした作品だけあって、実に一本筋の通った作品だったのではないのでしょうか。

勿論、お色気アニメではあるのでエロ要素は随所に散りばめられていますが、それでもこの作品の中心となるものは、やはり「忠」だったわけなんですよ。様々なエロがありながら、何が大切かって「キス」が一番大切なんですよ!この純粋さがいいですよね。そして、エロがあったからこそ、その純粋さが際立つというものなのです。

ちょっと最終話の話ですが、クライマックスのモノクロの演出はなかなか良かったですね。義仙と十兵衛、白と黒の闘い・・・そして、水墨画的な究極の墨演出をこれでもか!というくらいに。なかなかの試みですね。

そして、ラストの結末はやっぱり賛否両論あると思いますし、まぁ個人的にも複雑だったりします(笑)。なぜ十兵衛は帰ってこなかったのだろう・・・と。ただ言えることは、帰ってきてしまうと非常に安易なありがちな作品になってしまう気はするんですよね。エロを狙いつつも、どこかこれまでのお色気作品とは一線を画すこととなった挑戦的な作品だった気がします。

最終話の展開に色々と思うことがある人も多いと思いますが、初回から描かれていたことは最後までしっかりと描ききられていたんですよね。そういった視点で見返してみると、ちょっとは印象も変わってくるのではないのでしょうか?

まぁ細かいことは抜きにしても、非常に楽しめる作品でしたよ。やっぱり直江ぐつぐつさんが良かったですねぇ。欲を言えば、彼女にもうちょっと見せ場があれば嬉しかった(笑)!けど、彼女の立ち位置というのは非常にわかりやすく、しかも出てくるとあのボケボケっぷりで和ませてくれる・・・という非常に良いキャラなのでした。・・・まぁ私は千姫様に踏まれたいんですけどねッ!

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「リスアニ!LIVE 2010 『NIGHT STAGE』」 レポ&感想

リスアニ!LIVE 2010 @東京国際フォーラム ホールA

に参加してきました!



・・・そんなわけで、こちらは『NIGHT STAGE』の記事。(『DAY STAGE』の感想はこちら

早速ですが、以下、セトリと簡単なレポ&感想。

「リスアニ!LIVE 2010 『NIGHT STAGE』」 レポ&感想…の続きを読む

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「リスアニ!LIVE 2010 『DAY STAGE』」 レポ&感想

リスアニ!LIVE 2010 @東京国際フォーラム ホールA

に参加してきました!



あのアニソン誌「リスアニ!」が初主催するライブ・・・ということで、どんなライブになるのだろう?と期待に胸躍らせて会場へ足を運びました。

そして、終わってみれば、非常に「リスアニ!」というアニソン誌らしい“こだわり”なんてものを感じることのできたライブでした。アーティストの歌は全て生バンド(シークレットゲストの9nineを除く)!しかも、それぞれのバックのバンドメンバーはアーティストの専属(ツアーやレコーディングを共に行っていた各アーティスト毎のバンドメンバー)であって、掛け持ちもないときたものです!なんというこだわり(笑)!それぞれのアーティストが最高の状態で歌えるように・・・というこれまでにはないような“こだわり”なのでした。

そうなると、アーティストが変わるごとにバンドも変わらなくてはならないので、非常に幕間の時間がかかるわけなのですが、その時間にはMCにニッポン放送の吉田尚記アナウンサーが登場!ステージを終えたアーティストが吉田アナの元を訪れて、インタビューをするのです。この構成も非常に「リスアニ!」らしいかなぁ・・・なんて思ったり。ライブ直後のアーティストの感想なんて、そんな滅多にその場で聞けるもんじゃないですからね(笑)。「リスアニ!」らしいこだわりがあるからこそアーティストとバンドマンの変更に時間がかかるわけですが、その欠点をこれまたらしいインタビューという構成で補ってるのです。好き嫌いはあるかもしれませんが、自分はこういう構成も新鮮で好きでしたね。なにより、吉田アナの喋りも面白かったですし。ライブもインタビューも聞けて一石二鳥なのです!ラジオや雑誌のインタビュー好きの身としては、かなり楽しかったなぁ・・・。

そんな構成に関する感想をざっくりと書いたところで、ここからは各アーティストのライブを見ての感想でも。
ひとまず、ここでは『DAY STAGE』の感想となります。(『NIGHT STAGE』の感想は別記事で)

以下、セットリストと簡単なレポ&感想。

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海月姫 第9話 「真夜中のチェリーボーイ」

■海月姫 第9話 「真夜中のチェリーボーイ」

脚本:待田堂子 絵コンテ:大畑清隆 演出:佐々木奈々子 作画監督:青野厚司、近藤奈都子

チェリボーイ・修の気持ちとは?修の態度がなんとなく煮え切らないとは思っていたものの、それもチェリーボーイの性というものなのでしょうか。どこかで期待している部分があったから?心の奥では願望があったから?真実は蔵之介ですらわからないのです・・・。なぜなら、それがチェリボーイだから!性とは恐ろしいものなのです。いや、まぁ彼自身は恋愛感情なんてこれっぽっちもないのでしょうが(笑)。

そして、再びショックを受けてた月海は、現実逃避で再び自分の殻に籠ってしまいます。彼女の思考はグルグルと・・・。彼女にとっても「恋愛」という経験はほぼ皆無だと思うのですが、だからこそ暗中模索になってしまうわけで。いや、暗中模索どころか、どうしたらいいのかわからなくて・・・何かにすがろうとしているのかと。「酒」を飲んだのも、何かにすがりたかったからなんでしょうね。

そんな彼女に救いの手を差し伸べられるのは、やはり、引っ張る力を持っている蔵之介なのかと。お互いが共通して目指すことになりつつある「クラゲのドレス」というものが鍵になるのでしょう。「クラゲ」の力で月海は篭った殻から出ることができるのでしょうか?クラゲは愛を救うのだ!

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神のみぞ知るセカイ 第11話 「おしまいの日」

■神のみぞ知るセカイ 第11話 「おしまいの日」

脚本:倉田英之 絵コンテ・演出:岡佳広 作画監督:杉本幸子、北条直明 総作画監督:佐村義一

栞編がとうとう完結!まさか、本当に彼女が図書館という城に籠城するとは思ってもいませんでしたが。本という世界・図書館という城に心を閉じ込めてしまっていたわけですが、本当は勇気がなくて二の足を踏んでいただけなのでした。そんな彼女の背中を押してあげる・・・いや、踏み出すきっかけを与えることとなったのが桂馬の存在だったのでした。まぁ・・・理屈ではないんですよね(笑)。

そんなわけで、桂馬のキスへの持って行き方がけっこう強引というか唐突に感じてしまったのは、自分も栞の心の声が聞こえていなかったのでしょう・・・(´;ω;`)ブワッ。しかしながら、キスの画作りは本当に良かったですね。綺麗でした。本の山から手を差し伸べられて抜け出し、そこからキスへと・・・。あの画作りもあってかなかなかのカタルシスでした。これまで時間をかけてきただけありますね。うーむ・・・。そう考えると、閉じこもった世界から出てきて、そのままキスというあの流れが良かったのかもしれませんね。

おしまいではなくはじまり。これはどのヒロインにも言えることなのですが、心の隙間が埋まったことによって一歩を踏み出すことになる。これこそが彼女たちにとっては始まりなんですよね。しかしながら、攻略されたヒロインが一歩を踏み出したところでめでたくエンディングを迎えてしまいます。それは、言うまでもなく主人公が中心で物語が進んでいるからですよね。それが三次元に興味がないのならばなおさら。攻略したヒロインの今後なんぞ彼には知った事ではないのです。なので今回は、栞にとっては「はじまりの日」となるわけですが、桂馬にとっては「おしまいの日」となるんですよね。栞は今までの自分を「おしまい」にするのではなく、これまでの自分があったからこそ、それを乗り越えて前向きに過ごしていくのでしょう。

次回予告ではなんとなーく2期のフラグが・・・。な、なんだってー!(棒

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もっとTo LOVEる -とらぶる- 第11話 「『妹』戦線異常アリ/偽りの恋?/恋愛予報」

■もっとTo LOVEる -とらぶる- 第11話 「『妹』戦線異常アリ/偽りの恋?/恋愛予報」

脚本:大久保智康 絵コンテ・演出:中村里美 作画監督:尾崎綾子(Aパート)、大河原晴男(Bパート)、浦野達也・竹森由加(Cパート)

通常エンディングが流れず、春菜の告白でいよいよ大詰め!といった感じでしょうか。まぁ、やや違和感があるんですがね(笑)。というのも、ララなら春菜の告白もそこまでシリアスに受け止ずに、「じゃあ一緒に頑張ろう!」的な発言をしそうだなー、というのは薄々感づいてしまっい、その絵面が既に浮かんでしまっているだけに、シリアスにしたのが浮いちゃってるんですよね。次回が気になりますし、最終回直前の引きとしては良いと思うのですが、ここまでシリアス色を出さなくてもいいのかなー、という気はしました。まぁこれで、春菜の気持ちを知ったララが本気で悩んで悩んで・・・という展開になるのであれば面白いですし、ややシリアス色を濃くした今回のラストは良かったことになるのかもしれませんが。

そんなわけで今回は、どの話でもリトの主人公のモテスキルがいかんなく発揮されていたわけですが、そんな中でもほのかに「彼の良さ」が描かれていて良かったですね。一応、皆が彼に恋心を抱く理由もわからなくはないわけなのです(笑)。とは言っても、やっぱりモテすぎるとは思うんですが、それを今さら言っても仕方がない気がするので以下略。

さて、次回はいよいよ最終話となるわけですが、どんなラストを迎えるのでしょうか?この作品に関しては、なぜか「明確な恋の決着をつけなくてもいいかなー」という気にさせられるから不思議であります。このままが一番心地良いといいますか、面白いといいますか(笑)。それをぶっ壊してまで決着をつけようとするのであれば、ある意味衝撃的な作品になりそうですが・・・さて、どうなるのでしょう?

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侵略!イカ娘 第11話 「人形じゃなイカ?/疑惑じゃなイカ?/登山しなイカ?」

■侵略!イカ娘 第11話 「人形じゃなイカ?/疑惑じゃなイカ?/登山しなイカ?」

脚本:横手美智子(Aパート)、國澤真理子(Bパート) 絵コンテ:浅野勝也(A・Cパート)、櫻井親良(Bパート) 演出・作画監督:平牧大輔(Aパート)、櫻井親良(Bパート)、浅野勝也(Cパート)

今回は、なかなか映像で魅せてもらいました。

Aパートはホラー回。だんだん彩度を落としていって、画面の配色が暗めになっていたのが地味ながらもくるものがありますね(笑)。そして、イヤホンで視聴してると「おはよう」の声がより際立って何とも言えない恐怖感を感じるという・・・。全体的にホラー色が濃く、前回のてるてる坊主よりトラウマになりそうな回なのでした。古い人形のクセにやたら多機能だなオイ・・・。栄子の回想シーンは地味に上手かったですね。何より可愛かったですし(笑)。イカちゃん可愛いけど幼少の栄子も可愛いよ!平牧大輔さんの初?演出・作監パートなのでした。

Bパートは千鶴の宇宙人疑惑。どんな気配も察してしまう千鶴の感覚というのは、もはや宇宙人とかそういう問題じゃないような・・・。イカちゃん以前に彼女だけは調べちゃいけないような気がしました。いや、そんなことは視聴者なら誰でもわかっているとは思うんですけどね。虫視点のカメラワークがなかなか面白かったです。なんとなくゲームの「蚊」を思い出したり(笑)。「髪か血液を下さい」と言われたときに、「ええっ!?」「・・・よくないだろっ!」と栄子のツッコミで横PANしてたカメラがスッと戻るとこが面白かったですね。というか見てて気持よかったです。

Cパートは登山のお話。地味ながら腕の振りや髪のなびきなどの動作が丁寧でした。けど、けっこう抑えてるんのかなぁ・・・なんて。途中でヒグマやらコブラやらが出てきて、なんだコレ!と思いましたが、そもそもイカちゃんの存在自体がものすごーくフィクションなので、そんなヒグマとかキングコブラとかどうでもよくなりました(笑)。オチが微妙なのも久しぶりで、やっぱりこれこそがこの作品らしさなんじゃ?と思ったり思わなかったり。ふと崩れた表情をするイカちゃんが可愛かったです。

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百花繚乱 サムライガールズ 第11話 「仏蘭西から来たサムライ」

■百花繚乱 サムライガールズ 第11話 「仏蘭西から来たサムライ」

脚本:金月龍之介 絵コンテ:依田正彦 演出:橋口洋介 作画監督:清水勝祐、藤田正幸、臼田美夫、Park In-Hee

量産型マスターサムライ・・・ハッ!量産型MS!なんて感じで少し胸がときめいてしまったのは自分だけではないはず。

「将にあらず。将軍なり!」と清々しいほどにムカツク態度を貫いてきた慶彦。良い面を見せつつ、大日本のために将軍としての「悪」を貫いてきたわけではありますが、そんな彼にも「将」としての何かが残っていた・・・というわけなのでした。ただ、国のためには彼のような存在も必要だったのかなー、という気がします。彼のようなアプローチの仕方で国を守ろうとする人がいてもおかしくはないですし、いなければそれこそ国がどうなっていたのかわかりません。態度が「悪」なだけで、彼が行って来たこと全てが「悪」かというと、そうでもないんですよね。

そして、いよいよ義仙、そして天草四郎が動き出して物語は大詰めに。黒い影として謎に包まれてきた天草四郎ではありますが、大ボスなのに最終回まで姿を現さないとは何だか不気味な感じですね。敵としてのイメージは湧きにくいですが、未知なる生物・・・なんてイメージでしょうか。これまで敵として動きがあったのが義仙だけだったために、視聴者側からすれば、憎しみの対象としては義仙の方が強いですかね。これで天草四郎を倒したところで、我々からすれば、さして「悪」として認識されていないので、あんまり大ボスを倒した実感というものが少なそうな気がしますが(笑)。

それより、ストーリーは二つ存在していた十兵衛の人格が一つになってしまう、という部分の方が重要な気がしてきました。「キスしよう?」と言われ、十兵衛が動揺したところで今回の引きとなりましたが、正直動揺するのは意外でした。契を結んだサムライとして、あっさりと受け入れると思ってたんですよね。とは言え、十兵衛は受け入れることになるでしょう。では、可愛い人格の十兵衛はどうなってしまうの?というのが最終話の見所の一つでしょうか。

そんなわけで、次回はいよいよ最終話となるわけですが、「将とサムライを結ぶ絆とは?大日本を覆う陰とは?結局、上手く言葉にできないままだ」と次回予告にあったように、詳しいことは説明されないまま終わりそうな気がするんですよね。義仙、及び、天草四郎の討伐。そして十兵衛の人格は?・・・という2点に見所は絞られる気がします。そもそも、なぜ宗朗は特別なのか?という疑問がありますが、とりあえずは将として覚醒したことで、主人公らしい魅力もアップしたのであとはどうでもいいんじゃないんですかね(笑)。

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俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第11話 「俺の妹がこんなにメイドなわけがない」

■俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第11話 「俺の妹がこんなにメイドなわけがない」

脚本:倉田英之 絵コンテ・演出:渡邊哲哉 作画監督:石丸賢一、敷島博英、永田正美、大杉尚広、谷川亮介 総作画監督:川上哲也

自分の都合で勝手にやってきたこと。兄貴だから仕方なくやるべきことはやった。感謝されたいとは思わない。・・・どれだけイイ兄貴なんだ!やっぱりこのアニメは京介の素晴らしい兄貴っぷり・・・いや、人間っぷりに感嘆する作品だったんだなぁ、と改めて思いました。妹が可愛いとか、そんなことどうでも良かったんや!いや、ただ妹は可愛げがない方が良い兄貴っぷりを遺憾無く発揮することができたので、これで良かったのかもしれません。

というか、桐乃が京介に抱いている感情とは一体何なんでしょうね。それが上手くぼやかされてるからこの作品は面白いのか?受け手側がどう解釈することもできる態度だからこそ、想像のし甲斐があるってものですよね。そんなわけで、桐乃は果たして京介のことが好きなのでしょうか?好きならばどういう類の好きなのでしょうか?個人的には、桐乃の言動はフィクションすぎてどう考えれば良いのかわからないんですけどね。「嫌い嫌いも好きの内」とは言っても、あの嫌がり方は尋常ではないですし、かと言って、麻奈実に対する振る舞いは嫉妬のように見えますし・・・。フィクションとはいえ、思春期の女の子というのはやはり難しいものです。

ただ、今回の話でしっかり「兄」として見ていることがわかったのは良かったです。そして、「感謝している」という言葉を聞けたのも良かったです。これがなければ、本当に桐乃はムカツクだけの妹だったでしょう。そして何より、いい兄貴っぷりを引き出すことになりましたし(笑)。

色々とツッコミながら見ていましたが、それでもやっぱり面白かったです。次回はグッドエンドということで、ルート分岐は今回の話だったようです。分岐するとしたらどの辺になるんですかね?選択肢的な部分はあったかしら・・・。京介がマジギレしていたら何か変わっていたかもしれませんね。

それにしても、麻奈実は可愛いですなぁ・・・。他のヒロインが霞むくらいである(笑)。

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荒川アンダー ザ ブリッジ×ブリッジ 第11話 「11 BRIDGE×2」

■荒川アンダー ザ ブリッジ×ブリッジ 第11話 「11 BRIDGE×2」

脚本:赤尾でこ 絵コンテ:西村聡 演出:向井雅浩 作画監督:片山さつき

まさか、荒川なのに海で水着の回が?・・・というのは置いといて、恋する女の子はみんな(?)可愛く見える回。失礼な言い方だけど、アマゾネスの何が面白いのかと言うと、やっぱり「ギャップ」なんですよね。見た目はゴツイくらいなのに、それに反して心は物凄くオトメ。・・・なんか色々振り切っちゃってるくらいに(笑)。つまるところ、今回はそんなアマゾネスの魅力(?)が非常に詰まっているお話でした!

そして、そんな女の子に対して真摯な態度で向かう男もかっこ良く見えるのです。星はつくづく報われない男ですね。いやぁ・・・人を見た目で判断しちゃいけないってことですよね。そんなまとめ。いや、やはり作品的には、こういったギャップがあって、深くは考えずに見た目という先入観で物語を追っていた方が面白いんですけどね(笑)。まぁそんなわけで、ギャップのある男女のお話なのでした。筋肉回の次のお話で、なんだか浄化された気分です。

そういえば、アマゾネスが「守っている」と言っていたあるモノ。あれが意外にも今後のストーリーの重要な部分になってくる・・・のかもしれません(笑)。いよいよ金星へ向かうために話が動き出すのでしょうか・・・?

今回のコンテは西村聡さん。

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バクマン。 第11話「チョコとNEXT!」

■バクマン。 第11話「チョコとNEXT!」

脚本:綾奈ゆにこ 絵コンテ:島津裕行 演出:廣川集一 作画監督:小谷杏子

「恋と夢の両立」・・・そんなことを中学生の時期から考えてたまるかよコノヤロ!なんて思ってしまいますが、そんなことを考えてしまうくらいに亜豆は超真面目なんでしょうね。そして、亜豆とサイコーは思っている以上に好き同士であるのだなぁ・・・というリア充っぷりに壁を殴りたくなる気持ちではありますが、それは個人の感情なのであまりここで文章として表現するべきではないのかもしれませんが書いてしまいました(笑)。

そもそも、クリスマス→バレンタインという究極のリア充イベントを一気にやってしまうなんて!まぁその分、見吉の可愛らしさが存分に描かれていたわけですけどね。見吉が可愛いから見れるのです(ぇ。いや、今回は見吉の魅力で溢れる回だったと思うんですよね、割と真面目に。相変わらず、見吉とシュージンのあのなんとも言えない塩梅な関係はいいなぁ、と。

そんなこんなで、新妻エイジの引き立て役ではあるものの、「NEXT」への掲載が決定。合格発表<掲載決定という比重なのが、なんとも彼ららしい。ここから一歩を踏み出すこととなったわけで、もうすぐ高校へと通うことにもなるわけですし、色々と取り巻く環境は変わってきそうですね。


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えむえむっ! 第11話 「失われたメモリー」

■えむえむっ! 第11話 「失われたメモリー」

脚本:小鹿りえ 絵コンテ:こでらかつゆき 演出:近藤一英 作画監督:小宮山由美子、河玄鳥、昆冨美子 総作画監督:堀たえ子

また記憶喪失モノか!やっぱりテンプレだなぁ・・・なんて思っていましたが、それでもなかなか面白かったです。いかに、太郎の周り(と太郎自身)が異質な存在ばかりであるのか、ということを太郎自身の客観的視点で再確認することとなったわけで。姉と母の妊娠疑惑に始まり、姉と母を孕ませておきながらも嵐子は恋人であり、さらに辰吉にも手を出そうとする両刀使い疑惑もあり、挙句の果てには女装癖もあるかもしれない・・・という既成事実と事実が混ざりまくるカオスなことに。ここら辺の畳み掛けるように突きつけられる事実(!?)は非常に見ていて面白かったですね。この事実だけ聞くと、太郎が変人すぎてショックを受けるというどころの話ではないですよね(笑)。まぁ実際は、太郎の周りが変な人ばかりで、ついでに太郎も変な人で、それによってここまでカオスなことになってしまっているわけなのですが・・・。

結果的には、嵐子と美緒のコンボで太郎の記憶は元通りに。けど、しばらくして戻るって話だったんだし、ここまでしなくても良かったのでは?と思ってしまいますが。まぁ、それを待てないくらい、美緒にとって太郎の存在は特別だったんでしょうね。もはや、ドSは愛情の裏返しと言っても過言ではないのかもしれません。

ラストでは、嵐子は美緒に対して「負けませんよ!」と事実上の宣戦布告をし、一方美緒は太郎に対してやっぱり下僕であると宣言。・・・あれ?なんか綺麗にまとまっちゃった気がするぞ(笑)。もしかしたら、今回で上手くまとめてしまったのかもしれませんね。

さてはて、次回はもうひと展開待っているのか、それとも・・・。

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パンティ&ストッキングwithガーターベルト 第11話 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ガーターベルト/ナッシング・トゥ・ルーム」

■パンティ&ストッキングwithガーターベルト 第11話 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ガーターベルト/ナッシング・トゥ・ルーム」

シナリオ:若林広海 コンテ:吉成曜(Aパート)、平松禎史(Bパート) 演出:吉成曜(Aパート)、西垣庄子(Bパート) 作画監督:吉成曜(Aパート)、西垣庄子(Bパート)

いやはや、今回は素晴らしい!すごい!まさに「魅せてくれる」回となりました。

Aパートはご存知、吉成曜さんの回。とにかく芝居が上手い。この作品はカートゥーンを意識されてて、これまではある程度の動作を省略して描かれてきていたわけですが、この回はしっかりと動きを見せていて、さらにその芝居が魅せる芝居で上手い。この作品でこういったものは見れないもんだと思い込んでいたので、少々感動してしまいました。お馴染み、吉成爆発もありましたしね(笑)。爆発もちゃっかり省略せずに描かれております。まぁ、お話はというと、ガーターの過去の話で、パンティとストッキングから見ればどうでもいいことだったわけですがね(笑)。あれは途中まで聖書の通りで巡られてたのかな?そういう意味ではネタにしていいのか?なんて思ってもしまいますが。

Bパートは平松さんコンテの西垣さん一人原画回。fix?定点カメラ?的な感じで、とにかく彼女たちの日常をただただ見ることとなる回。しかしながら、彼女たちの日常がそこら辺の日常なわけがなく、とにかくはっちゃけていて面白い。彼女たちの日常には不思議な楽しさが詰まっているのです。もちろん、西垣さんが巧い巧い。1カットの長回しなので、言わずもがな、カメラワークで動きを省くことができないんですよね。ちゃんと一人一人の動作を画面から出るまでしっかりと描ききってるわけで。なかなかの労力ですよね。いやはや、日常を見ているだけなのに、色々と楽しむことができました。

そんなわけで非常に面白い回でした。これまでのパンストとはまた一味違う「面白い」ですかね。オープニング・エンディングもほぼカットし、極限まで映像で楽しませてくれるたのでした。この回を見ずして何を見るというのでしょうか!

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刀語 第12話(最終話) 「炎刀・銃」

■刀語 第12話(最終話) 「炎刀・銃」

脚本:上江洲誠 絵コンテ・演出:元永慶太郎 作画監督:池上太郎、中村和久、又賀大介、板垣敦、中田正彦

とがめの死。10話で自分はとがめのために戦っている、ということをしっかりと自ら確かめることができた七花の横を無情にも銃弾が横切っていくわけです。そして、11話で右衛門左衛門が二人の関係を裂きますよー、と言わんとばかりの演出がなされていたわけですが、結果的にそれは覆せなかったわけなんですよね。アァ、なんと無情なのでしょうか。

とがめの死に際での会話は一言一言に引き込まれる魅力がありました。とにかく圧巻。あの言葉一つ一つのパワーとは何なのでしょうか。とがめは七花を殺すつもりだった?否。そんなことは言わなくてもわかりますよね。すべてが強がりだった?・・・しかしながら、それがわかるのはとがめ自身だけなのです。彼女は最後まで全てを駒として扱う奇策士であろうとした。だからこそ、最後のとがめとしての一言が響きます。「それでも私はそなたに惚れても良いか?」と。

その後、城へと単独で乗り込む七花。十三階段を一階一階上っていくごとに、これまで入手した変体刀と対峙することによって、これまでの旅で闘った相手と振り返ることとなっているわけですよね。こういう振り返りは最終回らしいけれども、やはりなかなか面白い構成ですよね。12ヶ月という月日を共に追ってきた視聴者の身としても、なんだかこれまでの話を振り返っているようで胸が熱くなるものがあります。そして、これまで闘った刀ともう一度闘う・・・なんて部分にも非常にゲーム色を感じたり。構図も毎階、階段を上っていく部分は統一されていましたしね。面白い。面白いけれども、いい意味で非常にストイックなフィルムだなー・・・なんて感じました。

そして、七花はその相手を否定する。相手を否定することによって、七花は自分のこれまでの道のりを肯定しようとしている気がしました。とがめとの旅の結果としてとがめの死が待っていた。だからと言って、自分はとがめとの旅をいうものは否定したくない。だからこそ相手を否定しなければならなかったんですよね。とがめとの旅というものを自分が肯定せずに誰が肯定してくれるのか・・・と。戦前のとがめとの回想がそれを物語ってる気がするんですよね。

人間へと成長した七花が、一転して単なる「刀」のように、冷酷に一騎当千していくわけですが、「刀」とは大きく違うんですよね。とがめを失った悲しみと怒り。そして自ら考えて動くこと。これこそ「人間らしさ」なのではないのでしょうか。人間であり、完了形変体刀でもある。そして、死のうとしている。これほどまでに強い人などそういないでしょう。

未来を改竄しようとした四季崎記紀の思惑に、そのつもりはなくとも巻き込まれていき未来と戦うこととなっていた七花たち。そして、その七花自身も完了形変体刀・虚刀「鑢」で未来からの産物だったというのだから驚き(前回の話)。気がつけば、本当に壮大な物語となっており、「大河アニメ」なんて言葉がしっくり・・・いや、そんな域を越えてしまうような物語でした。結果的には四季崎記紀の目的だった歴史の改竄など行われることもなく、何かが変わることもなくまた再びこういった世の中が続いていくことになる・・・というオチだったわけですけどね。

ラストは七花と否定姫は二人で傷心旅行・・・といった感じで考えればいいんですかね(笑)?否定姫は美味しい役回りだなー・・・なんて視聴者目線で感じてしまいますが、形は違えど、お互い大事な人を失った、という意味では同じなんですよね。そして、行く宛もない、という点でも。


いやはや、本当に素晴らしい最終回でした。別れがあり、これまでの道のりを振り返る場面があり、そして全てを終わりにする闘いがあり、最後には「ちぇりお!」があり・・・最終回らしい最終回だと思いました。本当に圧巻。もう・・・大好きですね、この最終回は。敗者に、夢が砕けてしまった者に、希望を持つことができる物語。つまりこの『刀語』はそういう作品だった・・・というのが最後の最後で明かされます。なるほどなー・・・なんて思ってしまったり。よくよく考えてみたら、この作品は勝者なき物語なのかもしれませんね。全てが敗者。だからこそ、その敗者にも希望がある物語と呼べるのかもしれません。最後の最後には何も変わりはしなかったけれども、それでも“何か“が残る物語。そんな風に考えると何だか素敵ですね。

月1での12ヶ月放送・・・というのはなかなか新しい試みでした。やはり、1年間の付き合いというのは、どこか作品に対しても特別な感情を抱いてしまいますね(笑)。この新たな試みが、何らかの実を結んでくれると嬉しいと思います。もしくは、次に繋がる何かがあればなー・・・なんて。

スタッフ・キャストの皆さん、1年間本当にお疲れ様でした。本当に純粋に楽しかったです。

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とある魔術の禁書目録 第10話 「速記原典(ショートハンド)」

■とある魔術の禁書目録 第10話 「速記原典(ショートハンド)」

脚本:浅川美也 絵コンテ・演出:神谷智大 作画監督:佐野恵一、加藤裕美、吉田尚人 総作画監督:佐野真

オリアナと戦闘していたハズなのに、終わってみたら三角関係の修羅場ばかりが記憶に残ってるんだぜ!いつか来るとは思っていたけれども、とうとう修羅場が来てしまいましたか・・・。そんな日常も微笑ましいですね(笑)。というか、目の前でプチ修羅場が繰り広げられているのを、両親はどんな思いで見ていたのでしょうか・・・。

オリアナとの闘いは一時休戦。スタブソードも一時的に上条サンの元へと渡った・・・?まぁ色々とよくわからないのですが、つまるところは、この件を止めないと学園都市の均衡が崩されてしまうということなのでしょうか?そして、「誰もが幸せしか感じない世界」になってしまう・・・と。うん、よくわからん(笑)。オリアナ自身は様々な魔術を用いてきますが、どれも1度しか使わないというのはやや不思議なところではありますね。色々な魔術を組み合わせて使っている・・・なんてことを言っていましたが、同じのは1度しか使えないのか、はたまた異様に頭の回転が早くて、様々な魔術を作り出すことができるのか・・・。しかしながら、CM開けのBパートでいきなり弱くなったのにはちょっと笑ってしまいました。

しかしながら、オリアナが上条父とぶつかったのは気になるところですね。何かを仕掛けたのでしょうか?ま、あのシーンでは、あの父があってこの子がある・・・という感じではありましたが(笑)。

相変わらずわからないことだらけですが、次回はいよいよ姫神の出番が・・・?

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探偵オペラ ミルキィホームズ 第10話 「ミルキィホームズには向かない職業」

■探偵オペラ ミルキィホームズ 第10話 「ミルキィホームズには向かない職業」

脚本:江夏由結 絵コンテ・演出:中野英明 作画監督:小関雅 総作画監督:沼田誠也

「大いなる試練」とは一体何なのか?・・・これまで以上にミルキィホームズのクズっぷりが顕著な回なのでした(笑)。そりゃ、期待してた会長が怒るのも無理ないですわ。結果的に、前回の件で自らを過信してしまったのでしょうね。もしくは、「試練を乗り越えるのは運命だから、自分たちはなにもしなくてもトイズは復活するのだ」・・・と。「明日からは本気を出す!」とすら思わない分、そこらにいるニートよりもタチが悪いです(笑)。結局は、未だにトイズを持っていた全盛期の自分たちにぶら下がって生きてしまってるわけですよね・・・。

そうじゃないのだと!トイズがなくたって、トイズを取り戻すために努力するべきなのだと!そういう前向きな姿をしない限り、戻ってくるものも戻ってこないような気がします。・・・えっ?ミルキィホームズはそんなに真面目に考える作品じゃないって?・・・まぁその通りなんですが(笑)。

そんなわけで、大いなる試練とは、「退学」のことだったんですかね。まぁ、トイズを失うこと自体がミルキィホームズにとっては試練な気もしますが。それを乗り越えてトイズが戻ったとき、ミルキィホームズは一回り成長するんだと思います。・・・まぁ、トイズを持っていた時期のことを知らないから何とも言えないんですけどねー(笑)。

今回はアートランドグロス。これまた遊びゴコロが満載に含まれる映像でした。中割りまで細かく見てたら、どれだけのネタが仕込まれてることやら(笑)。

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それでも町は廻っている 第10話 「穴ツッコミじいさん」

■それでも町は廻っている 第10話 「穴ツッコミじいさん」

脚本:高山カツヒコ 絵コンテ・演出:森義博 作画監督:実原登、前田達之

サブタイからは想像することも出来ないような2つのお話!毎回書いている気がしますが、本当にこの作品はお話の幅が広いですよね。ここまで、それを遺憾無く発揮している構成となっています。

Aパートは「穴」の話。・・・とは言っても、これは想像できないだろ!というようなSF的な回に。前回のBパートの話でSF的な要素が少し含まれている話をやったのは、今回のこの話のためでもある気がするんですよね。いきなりこの話をやられても、ただただ驚くだけになってしまうわけで(まぁ前回の話があっても驚きはしますがw)。けれども、前回の話で「この作品はSF要素もアリなのか」という認識ができれば、今回の話もそう理解に難くはないわけなのです。「あぁ、こういう話もアリなんだな・・・」って。そんなことを考えられた構成だったのだと思います。(前回のBパートはそれ以外にもサプライズがあったわけではありますが)

Bパートはイイ話。誰かと思えば、ウキさんの旦那だった!けど、それだけじゃ終わらない。そしてウキさんとの感動の再会・・・と思いきや、そんなことはなかった!というオチ(笑)。ただ、個人的にはこのオチで今回は締めてもらいたかったなぁ・・・と。それくらいに、いい雰囲気からひっくり返っての、まさにオチらしいオチで終わったわけですし。今回ばかりはポコの後が邪魔だったポコ・・・。まぁアバンとラストの繋がりは良かったですけどねぇ・・・。複雑な感じであります(笑)。

しかしながら、さりげなくウキさんの心情なんてものも描かれていて良かったですね。周りが賑わってきている嬉しさ・・・みたいなのが伝わってきて。これまではそういったウキさんの心情描写はなかったですからね。歩鳥が大元となって、街も盛り上がっていくといいような・・・悪いような・・・(笑)。

今回はパストラルグロス。現れた宇宙人っぽいのがやたら凝ってて笑ってしまいました。

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海月姫 第8話 「ミリオンダラー・ベイビーズ」

■海月姫 第8話 「ミリオンダラー・ベイビーズ」

脚本:江夏由結 絵コンテ・演出:梅本唯 作画監督:伊藤秀樹

天水館を救うために、地道にお金を集めて・貯めていく。なんて途方のない話なんだ!・・・なんて思いましたが、フリマがきっかけで蔵之介と月海がどこに向かっていくのか・・・という部分が僅かに見えてきた気がします(笑)。「海月みたいなドレスを作って億万長者になろう!」と。もちろん、途方のない話であることには変わらないんですけどね。それでも、その蔵之介の言動というものが、どこか良い方向に引っ張っていくようなパワーを持ち合わせているような気がするのです。

そして、月海に対する蔵之介の想いも、だんだんはっきりとしたものに・・・?なんとなく彼の反応というのも新鮮で面白いですよね。「こんな女性に対して恋愛感情を抱くわけない!」と思っていたわけですが、それでもこれまでしたことのないような恋愛をしているわけですからね。恋愛とは不思議なものです。なんのこっちゃだ(笑)。いい歳してお姫様ごっこをしたっていいじゃない!なんとなくピュアな感じで。彼女にはこんなにも女性らしい部分があるじゃないですか!

それにしてもフリマは良かったですねぇ。売上は些細だけれども、各々の魅力というものがよく出ていた・・・ような気がしました(笑)。心無しか、尼~ずと蔵之介の距離も縮んだような、そうでもないような・・・。

さて、天水館を救うために頑張る蔵之介ではありますが、前向きではあるものの、現状ではやはりどうにもならないだろうなー、という印象を持ってしまいます。今後、天水館がどうなっていくのか?修の女性関係と共に気になるところです。そろそろ、どう話が収束するのかも気になってきますね・・・。

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神のみぞ知るセカイ 第10話 「あたしの中の……」

■神のみぞ知るセカイ 第10話 「あたしの中の……」

脚本:倉田英之 絵コンテ:福田道生 演出:羽生尚靖 作画監督:牧内ももこ 総作画監督:川村敏江

言いたいことが言えないもどかしさ。そんなものが非常に伝わってくるのでした。客観的に見てれば、むしろ、可愛くなければイラッとしてしまうほどであります。

そんな、若干コミュ障チックな少女・栞を攻略するために取った桂馬サンの行動とは・・・怒らせることでした。怒らせるとは言っても、それによって彼女と話すことになる・・・らしい。いまいちピンときませんが(笑)。つまるところ、彼女の頭の中から「言葉」というものを表に引き出すために怒らせた・・・といった解釈でいいですかね。前回、「栞は城に籠城している」なんていう例え方をしましたが、その城に篭った兵を城から出すために挑発をして、まんまと外に出されてしまった感じでしょうか。そう例えてしまうと、ややマヌケっぽくなってしまいますが(笑)。

今回は、「図書館は紙の砦」なんて表現もありましたね。彼女は図書館という砦に閉じこもっていながら、さらに本の世界に閉じこもっているという二重の囲いがあるわけなのでしょうか。彼女がどんな囲いの中で生活しているのか・・・というのがなんとも不思議であります。しかしながら、その図書館という砦が、視聴覚ブースによって何とも壊されそうになってしまっており、そこで本に閉じこもっている彼女が姿を表さなければならないわけですが・・・。「図書館」という砦を共有することができた桂馬サンは、あとは彼女を本という閉じこもった世界から引き出すだけなのであります。

吹き出しがいっぱい出る演出はなんだか可愛いらしかったですね。言いたいことは山ほどあって、頭の中で色々と思考は回るのだけれども、いざそれを言葉にしようとしても出てこない・・・というのが上手く表現されている気がしました。

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もっとTo LOVEる -とらぶる- 第10話 「花粉伝心/オンナノコノキモチ/ドキドキ☆メール」

■もっとTo LOVEる -とらぶる- 第10話 「花粉伝心/オンナノコノキモチ/ドキドキ☆メール」

脚本:玉井☆豪 絵コンテ・演出:星野真 作画監督:芳賀亮(Aパート)、中村勇介(Bパート)、福永純一(Cパート) 総作画監督:岡勇一、高見明男

Aパートは・・・なんの回だこりゃ(笑)。唯が想像してた未来図が微笑ましいったらありゃしない。未来の唯が普通に素敵な容姿でびっくりしましたが、まぁ本人の理想なので多少美化されているところがあるのかもしれません。それでも良い奥さんにはなると思いますが。

Bパートは、チェリーくんがからかわれまくる回。いやはや、里紗回とはなかなか珍しいですね。彼女が本当にリトを好きなのかどうかは定かではありませんが、興味があったことは事実なのでしょう。色々な女子とハプニングを起こす男の子に興味があって、実際二人っきりになると予想以上にウブだった・・・と。まぁぶっちゃけ、リトが彼女の恋愛対象になる理由がわからないので、さすがに好きになってしまったことはないと思いますが。里紗のベットでのセリフが完全に人妻だった件はどう反応すれば良いのでしょう・・・ご無沙汰って(笑)。それにしても、おごりでメイド喫茶ってなかなか金持ってますなぁ。

Cパートは再び?唯回。思ったより早く読み「終わった」ではなく「終えた」のではないかというニヤニヤ。勘違いでのメールのやりとりは面白かったですねぇ。まずリトに謝る前に、唯に謝りのメールを入れろよ!と(笑)。

キャストクレジットがなかなか面白い並び順になっているので、気にしてなかった方はしっかり見てみると面白いかもしれないですよ?もはやメインヒロインが誰なんだか(笑)。ただ、このクレジット順に見るとCパートはモモ回だった、ということなのでしょうか?

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